没法子！

「没法子！（メイファーヅ！どうしようもない！）」

どんなにどうしようもない状況下でも，こどもと云うものは絶対的に明るい。

勿論当初はとまどい笑顔もひっそりと影に隠れてしまうのだろうが，なんといったってコドモは誰よりも超現実を生きているイキモノであり，彼らの肉や骨の伸びる爆発的スピード同様，もうぜんと今を生きているコドモにとって今この瞬間でさえ，過去と消え失せる。

彼らに過去はいらないのだ。だって，そんな暇ないから。
コドモはみな，未来と手を繋いで生きている。

がんばれ，こどもたち！未来は完全に貴方たちのもんだ！
わたしらオトナは全力で貴方たちの味方をするぞ！

さて。
先ほど就寝したうちのコドモ様。
昨晩鋏をとおしてやったその髪は，まるでサモハンキンポー（わかるかい？）なコドモ様。
うっすらと顔を蒸気させたサモハンキンポーは，きっと明日の卒園式の夢をみている。

勿論。勿の論。
先程来より恒例の，発熱開始☆てへ☆
マイ・サンよ・・・・・強く生きてくれ・・・・。

少年の青き春よ

小さな約束を守る大人ほど、素敵だ。

小春日和の吉日、かねてから交わしていた約束を少年とおねいちゃんは果たす。

とやまファミリーパーク(動物園)でデート。少年にとっては身内以外の女性との、記念すべき初デートとなる。

「デ…デートって言わんで。」
まだ6年しか生きてないのに、すでにツンデレっぷりを見せる少年は、いそいそと「おねいちゃんといっしょに食べる」飴ちゃん2個と、秘蔵の宇宙食・たこ焼き味とチョコケーキ味をリュックサックに忍ばせ、更にはゴミ出し一回10円で稼いだ小銭の入ったがま口も用意。おねいちゃんに何やら奢る算段らしい。

果たして少年は満面の笑みで、おねいちゃんと出掛けて行きおった。

いいなぁ！春ッ！

おまへがさう云ふならば

ニンジンなんて嫌いだ、なんて子供っぽい事を云ふと、こうだぞッ！

私には「有次」さんの型抜きがある。
見てみい、可愛いすぎるやろッ！惚れてまうやろッ！

どーだ、参ったか。

幸せに満ち満ちたお誘い

「今シナモンロール焼いてるところ。部屋中良い香り～！おいでよ！」

そんなこと言われたら、絶対行っちゃうもんね。ヒョコヒョコ。

シナモンロールって、焼き立ては神だね、神ッ?
其れを朝から焼いちゃう友も、もはや神。幸せの使者だ。ご馳走様でした。

業務連絡:ねえね
気を付けて、ボン・ボヤージュ！ボージョボー！

年中行事目白押し

取り合えず昨日は家に、やけに顔のデカイ鬼がいらっしゃったので、豆で撃退した。

勿論その後、賃貸住居内に散らばる豆を綺麗に拾い、年の数プラス１づつ食べ、京都式に同数の豆を布に包んだ奴を身体にポンポンと当てて邪気払いもした。少年は足にポンポンして「長くなりますように」とやってたけど、そういうのは違うんじゃないかね。

そのあと布に包んだ豆を、川沿いの四ツ辻(魑魅魍魎のクロスロードなんだそうだ)に捨てに行き、帰ってから一応、南南東向いて恵方巻きもたべた。
しかしながら、恵方巻きってのは食べてる途中で喋っちゃいけないことを知らなかった上に、勝手なルール改正でおにはそと～ふくはうち～と浮かれて唄いながら食べたので、これもどうかと思う。

明日はヒョンな事から、七段飾りを三組も設置する。既婚の姫が一人しかいない我が家では、こんなチャンスもう無いとみた。愉しんでこよう、うむ。