まもなく開幕ッ！

雨ふっちゃった！

えぇい、構わぬ、行け～！

勝利の握り飯

ポンニチ人じゃけぇッ！！
奴は今日はやる気である。
男よ、行け～ッ！！！！！

晴れ舞台

ひめくったら今日は体育日和だじょ。

はれたじょ。

ねむいじょ。

てる坊主様！

台風は無事抜けたが、空はどんより肌寒い。

「マンマ、てるボーズ、てるボーズ」と、てる坊主が叫ぶ。

てる坊主は気合いを入魂し、自分と同じ丸い顔のてる坊主を作成。

「おじぞうさまもハゲでおうちのなかにはいっているから」と言って鈴虫籠に入れる。

二拍一礼。
♪てるてるボーズ てるボーズ あ～したてんきにしておくれ～♪」合掌。

よし、大丈夫だ。

小さい人たちがピイピイチイチイ頑張って準備して、鼻の穴膨らませて練習してきたことを、みんなみんな知っている。

明日の運動会は、秋の空の下でさせてやろうぜ？てる坊主！

いい人

♪ラッタッタッタ〜タッタッタ　いい奴なんだ〜　タララッタッタラタ
　　いつもニルスと　一緒にいるよ〜　タララッタッタラタ♪
「ニルスの不思議な旅」より

私の母は以前，旦那さんのふとしたやさしさに触れ，後で思い出しながら涙したことがある。
因みに私の母は，正真正銘巳年の女であり，その蛇の目に睨まれたら最後，口腔内が乾き鼠（ドライマウス）になること必至な，つおい女性である。震え上がるぜ・・。

その蛇・・じゃなくってその母を彼は，ほろりと泣かせたのだ。その仏のようなやさしさで。ジーザス。

あるお知り合いのおじいさんは，ある日旦那さんを見つけると，何を思われたか開口一番「あんた・・・・本当にえぇ人じゃぁッ！！」とおっしゃられていた。何か吹き込まれたか？

私はあまり「いい人」っていうのは信用できない根曲がり竹で，何か裏があるんじゃないかと思ってしまう偏屈者だ。やだね〜。

ただ，旦那さんに限っては，どう考えても・・・・・
いい奴なんだ。

自分の旦那を持ち上げて何をいうんだ，あんたは・・・
と言われるかもしれんが。私も自分の旦那捕まえてこんなこと言うのも下世話だとは重々承知なのだが。勘弁してつかぁさい。

いい人すぎて損をしてしまう位な所は，旦那さんの父譲り。
あの親にして，この息子有り。

結婚をして，あぁ，こんなにいい人もいるんだと知ったものさ。


さて，今朝は台風が富山を襲った。外は強い雨風。
私は車に乗らぬ。
そこで気をきかせた旦那さんが買い出しに付き合って下さるという。

車でスーパーへ。
実は旦那さんは「スーパーについてゆくのが大好き」なのだ。
こういうとき，彼は凄く，凄〜くウキウキすることを，私は熟知している。

ウキウキした旦那さんは，私が危惧したとうり，店内に流れる音楽にかすかに乗りだした。

後ろからキュッキュッキュッキュ・・・という陽気な靴音をならせた旦那さんが，満面の笑みで小躍りしながらついてくる。

台風18号のあおりを受け人影まばらな店内に，響く靴の音。

キュッキュッキュ，あキュキュキュのキュ，キュッキュキュ〜のキュときたもんだ
キュッキュッキュ・・・・・・・

私は手をグーにして振り上げ，言ったよね。

「・・・・・ゴラッ！！！」

ショボンとする旦那さん。

いい奴なんだ。いい奴なんだようッ！
すまねぇ，おらが悪かっただようッ！