埋もれて候

今朝未明に富山に帰ってきたはずだったが。何故に今雪に閉ざされた山小屋にて凍えながら日本酒で暖をとっているといふのか。あな恐ろしや。

カンジキで雪をわけいり、無事本年もお山のおうち入り。冬季は道も閉ざされ、この辺りではこの小屋が限界住居地区となる。完全な孤立。わ～。どうしよ～。
大いなる孤独と恐怖との引き替えに甘受できる、完全な静寂と白く厳しい美しさを私達は知っている。
一年越しの自然の勝利。

明日から旦那さんはこの小屋からカンジキを履き、ランタンの灯かりを頼りに仕事場へ通う。私と小さいのは雪の中の小屋で、彼の帰りを心待ちにしてじっと待つのだ。