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続「田舎暮らしもほどほどに:大長谷週末寄寓人」 平日限定嫁綴り。 週末はのどかな山村・大長谷のクラインガルテンにて帰農し,平日は立山仰ぐ富山にで過ごす。      二重生活を送る一家のヨメが綴る,有閑かつエキサイティングな日々。
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少年を幼稚園送りがてら,シミングリッシュ・ガーデンにて収穫。
本日のお花はコレ。



勿論,枝が傷んでいるものを拝借。
可愛い実がいくつもついている。



昔こんなお菓子あったよね。梅仁丹みたいな。
うまそうって理由で,採用。
なんて花ですかね。

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漸く出来た。

お山のおうちに,旗を掲げなければならぬ。と誰かが申したそうだ(私か)。構想数ヶ月,漸く完成。

小屋と畑を借り受けた昨年度の春から,実はこの場所の名称は既に決まっておった(形から入る性質)。

マイノリスク。マイノリスクという名の独立都市。マイノリスクったら,マイノリスクなんだもんね。そこにあるダーチャ(ロシアの夏用畑付き別荘のこと)というコンセプトである。だってボルシチ作るし。

マイノリスクをキリル文字に起こすと「MAИHOPИCK」となる。11文字。
今年お山に来る学生さん達の数,11名様。
・・・・・・・決定。一人一文字,入れていただこう。

というわけで,一度お山のおうちに学生さん達がみえた折りに(泥酔状態の折に),マジックで一文字づつ入れていただいた。

その上から,のちほどヨメが刺繍。チクチクちくちくチクチクちくちく・・・・・・・・・大和欄野郎ッ!!勝手に変換すんなッ!終わらんやろッ!!!そういえば裁縫が不得手であった。ヨメの勘違い。

しかしながら,こうして完成(涙)。


「・・・・・・(顔面蒼白の旦那さん)字が・・・ちがうんだもん」
はい?
「 'И' なんだもん。'N' じゃないんだもん。←半泣き」

お分かりだろうか。最後から三番目の文字が間違っている。上からチクチクしたんに,何故わからんかったのだろう。

ИとNは,確かに間違えやすいのだ。私もよく,わかってるつもりでも間違える。
アルファベットに慣れているからだ。

だんなさんがいうには,これは非常に初歩的なミスで,所謂ひらがなを習いたてのこどもが,鏡に映したようなひっくり返った文字を書くのと同じようなもので,更に旦那さんの職業の上,あってはならぬミスってか,ありえないミスなのだそうだ。合掌。 そう,後ろから三番目に書いた,あーたッ!あーたですようッ!!

・・・・いづれにしてもだ。
白い旗には,文字以外にも色々な絵が描いてある。

「ながたん」だ。

「ながたん」とは,こちら大長谷のユルキャラで,学生さん達がキャラコンペをされているものだ。何やってんだ。因みに富山弁では「谷」のことを「たん」と言う。大長谷のことも地元では「ながたん」と愛情もって呼んでいらっしゃる。

で,「ながたん」が生まれたわけだ。何やってんだ。
旗にはそんな「ながたん」たちがウロウロしておる。ウロウロ。

ながたん「オイラがながたんだぜッ!(浮かれポンチ)」


ながたん「ちょっとまちなよ〜。お・れ・が ながたんさぁ〜ん(かのーえーこー)」


ながたん「・・んっと,んっと・・・あたちも,ながたん・・(もじもじ)」


ながたん「ピューんッ!!(パクるな少年)」


そんなこんなで,学生さん達にも手伝っていただいて,なんとも可愛らしくってトホホな旗が出来上がりました。有り難うございました。

旗は「ここにいるよ」の印。
我が家はこれから入山の折には,この旗を畑の真ん中に掲げます。

この旗を見かけたら,いつでもお立ち寄り下さい。
どなたも我等は大歓迎いたします。



「この旗の下に,集まれッ!」

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総曲輪と書いて、どうしてソウガワと読むのだ。

長袖のシャツがパッツンパッツンになっているので、少年と一緒に、少年がこの世でなんばんめかに嫌いな買い物へ。

表のガラスばりの全天候型パティオには、旨い具合にお子様積木コーナーと、ケーキとパスタの富山の名店「オレンジ・シャリマティー」が。

ここのお食事はほんと旨いし、遠目で買物に嫌気がさした餓鬼共を見ることの出来る、非常に便利かつ美味しいスポットだ。ついでにスタバもある。
こういうとこ、もっと富山にできればいいんに。少子化対策、こゆのに金かけてくれ。

少年はまったく帰る気なし男。今日は許す。



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気になって気になって,なんにも手に付かなくなってしまった。
旦那さんはそんな私を見て,市役所に行ったついでに野鳥保護施設の電話番号を聞いてくれた。そこかッ!

ともかくもう一遍,あの人がいるか行ってみる。

いた。赤い。暫し見つめ合う。じーーーーーーーーーー。じー。

んがッ!どうしたらッ!お前,逃げてきたの?どこから来たの?どうしたの?
上でまたカラスがカワカワ鳴いている。これは・・・・・なんとかせねばならぬ。

ひとまず,隣にある少年の幼稚園に駆け込む。送ってきたときに先生に,近所の人がもし鳥を探しているようなら,そこにいるから・・・言っておいたのだが,連絡無しとのこと。

捕獲しますか。鼻息荒く,私と副園長先生は虫取り網と鳥かごを手に走る。
一発で捕獲する副園長。迷い無し。ごいすー。

つぶらな瞳の赤い人を取り囲む,小さなキラキラした沢山の瞳。
かわいいねぇ,どうしたの,まいご?,けがしてるの,おなかすいてるの。

園長先生は,あれまぁ,赤いわねぇ。見たことないねぇ。高く売れるわねぇ。なぁ〜んてね。御年八十有余,本当に可愛らしいお方だ。大好き。

園長早速表に出て,散歩中の町民を捕まえては鳥を見せる。こんなん飼ってる人いるかしら。町民も皆興味津々,近所の人に話して下さる。副園長は早速,文鳥の餌,あなた食べる?ミミズとってきたわよ〜,ヒマワリの種なんてどう?

少年の通うこちらの幼稚園は,このご時世に本当に珍しいくらい昔ながらの幼稚園で,富山市の中で最も古い歴史を持つ幼稚園の中の一つである。ドアは開けっ放し。
古い地区と共に歩んできたこの施設に,近所の方はおしゃべりしにくるし,飼ってる無数のカメさんや金魚さんや虫さんや鳥さんたちの餌を持ち寄ってきはったり,教材になりそうなものなどを持ち寄ってきはったりする。教育は地域とともにある,ということを見事に体現されている,富山市いち素敵な幼稚園。

だもんで。みんな幼稚園に集まって,近所の人があーでもない,こーでもない,鳥一匹の為に思案してくださるのだ。変な鳥一匹の為に。やさしさが古い建物を満たす。横で鳥を取り囲む小さい人たちよ,あなたたち安心して大きくなりな。やさしさは,いつの時代も変わらず,確かにあなたたちの近くにある。

そこへ通り掛かりの自転車にのった駐在さん。勿論顔なじみ。
若いオマワリサンの登場に,園児騒然。犬のおまわりさんを歌い出す小さき者達。
オマワリサンは,変なトリ〜ッ!とか言いながら,早速中央警察署へ連絡を入れて,落とし物登録をしてくださった(やっぱり落とし物なのね)。署には本日,セキセイインコに関する問い合わせしか無いとのこと。

私は早速,富山市婦中の山奥にある,ねいの里;野鳥獣保護センターへ連絡。
さすれば,早速つれといで。何のトリだかわからんが,弱らないうちに早くとのこと。よし。

忙しい,忙しい旦那さんにお願いして,仕事が一段落してからちょっと抜けてもらって,一路保護センターへ。後ろで小さい人たちが,哀しそうな顔で,ばいばぁい,ばいばぁい。ずっと見ててもらったもんね。早くお家帰してあげようね。

車の中で,その人はじっとしていた。口も開かず,真っ黒でまんまるのお目々で,横にに座る私や少年をじーーーーーーーーっとみていた。

山が近づくと,その人が餌箱の上にひょいと飛び乗った。そのまた奥の野鳥獣保護センターへ。外は大変な夕立。

飛び込んで,優しそうなおじさんに見せると
「うん,アカショウビンだね」

すぐに手のひらに包んで観察し,穴の開いた段ボール箱に入れた。

おじさん曰く
アカショウビン。かわせみの仲間で,稀少個体だということ。山里に住み,街には生息しないこと。(切られていると思っていた)羽はもともと短く,だがしかし怪我をしていること。カラスに食べられることもあるということ。飼育は通常無理ということ。そして,この人は女の子だということを教えていただいた。真っ赤なクチバシのおんなのこ。

センターのある山には,アカショウビンが少数ながら生息しているらしい。
怪我が治ったら,また仲間と一緒に暮らせるね。

空っぽの鳥かごが,なんだかとても淋しい帰り道。少年が,さみしいねぇ,しんぶんしのうえに,とりさんのかげがみえるねぇ,といった。ほんとだねぇ。よかったけど,ほんとだねぇ。さみしいねぇ。

何故かわせみの仲間が,街の中心部でボーっと座り込んでいたのか。何故あの人は怪我していたのか。解らないけれど,よかった,と園長先生は笑った。よかった。

旦那さん,忙しいのにごめんね。ありがとう。
どうしても,見過ごせなかったんだよ。
赤茶のはねの色と,長くてふっくらしたクチバシと,丸いお目々とおっきな頭がね,旦那さんにそっくりだったんだよ。

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どうしよう

ペンギンか思った。20センチ位の赤毛の鳥がペタンと幼稚園横の木の影で座っていた。

どうやら飛べないようだ。
幼稚園に送りにきた私と旦那さんと少年をじっと見つめている。

どうやら飛べないように中の青い羽がきられている。
見つけちゃったんだもん。目があっちゃったんだもん。

上カラスがないている。どうしよう。



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