続「田舎暮らしもほどほどに:大長谷週末寄寓人」
平日限定嫁綴り。 週末はのどかな山村・大長谷のクラインガルテンにて帰農し,平日は立山仰ぐ富山にで過ごす。 二重生活を送る一家のヨメが綴る,有閑かつエキサイティングな日々。
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「心が閉ざされてるときも あたらしくて同じあの風が吹いているんだぜ」
(エレファントカシマシ『幸せよ,この指にとまれ』)
私は好きこのんで,主婦といふ仕事をしてゐます。
部屋を毎日綺麗に掃除して,布団を南向きに干し,家族が美味しいといって喜ぶご飯を毎日作る。
何の為にと問はれれば,今の私が後悔しない為にとった,唯一の選択だからだ。
毎日,米を磨ぐ。皿を拭く。花を飾って,風呂を沸かす。
いってらしゃい,おかえり。
だけれども,時々急に風邪をひくように心が荒れたり,忙しさにかまけて冷静さを失ったりすることがある。
立ち止まり,今の自分の立ち位置を確認する作業が必要だ。
さういう時に,台所に立って牛すじカレーを作る。
牛すじはローリエと一緒に水から煮込む。
灰汁の山。

丁寧に丁寧に,灰汁を引く。クリアなスープになるまで。
こんなに綺麗になるもんだ。

このままトロ火でコトコト3時間待つ。
牛すじカレーには時間が必要だ。
こういう日は,何の予定も約束も入れない。
玉葱の薄切りを山盛り炒める。

細火で我慢強く炒めると,あんなにあった玉葱は,綺麗な飴色になる。

もういいかな,と思ったら,もうちょっと炒めてみる。ここ大事。
具は人参のみ。
別に急いでないので,皮は包丁で薄く剥く。

潔さを忘れてはいけない。
旦那さんはグリコが好きだ。

絶品に仕上がる。
秘密の一匙。

カカオ70%。
人参と牛すじが柔らかく煮える頃には,幼稚園児のお迎え時間だ。
火を止め,ルクルーゼの中でルーが冷えて味が馴染んだら,山の仙人が丁寧に作った世界で一番綺麗で美味しいお米が炊きあがり,腹を空かせた男子2名の前に山盛りの牛すじカレーが湯気を立てて供されるだろう。
これで,ヨシ。
(エレファントカシマシ『幸せよ,この指にとまれ』)
私は好きこのんで,主婦といふ仕事をしてゐます。
部屋を毎日綺麗に掃除して,布団を南向きに干し,家族が美味しいといって喜ぶご飯を毎日作る。
何の為にと問はれれば,今の私が後悔しない為にとった,唯一の選択だからだ。
毎日,米を磨ぐ。皿を拭く。花を飾って,風呂を沸かす。
いってらしゃい,おかえり。
だけれども,時々急に風邪をひくように心が荒れたり,忙しさにかまけて冷静さを失ったりすることがある。
立ち止まり,今の自分の立ち位置を確認する作業が必要だ。
さういう時に,台所に立って牛すじカレーを作る。
牛すじはローリエと一緒に水から煮込む。
灰汁の山。
丁寧に丁寧に,灰汁を引く。クリアなスープになるまで。
こんなに綺麗になるもんだ。
このままトロ火でコトコト3時間待つ。
牛すじカレーには時間が必要だ。
こういう日は,何の予定も約束も入れない。
玉葱の薄切りを山盛り炒める。
細火で我慢強く炒めると,あんなにあった玉葱は,綺麗な飴色になる。
もういいかな,と思ったら,もうちょっと炒めてみる。ここ大事。
具は人参のみ。
別に急いでないので,皮は包丁で薄く剥く。
潔さを忘れてはいけない。
旦那さんはグリコが好きだ。
絶品に仕上がる。
秘密の一匙。
カカオ70%。
人参と牛すじが柔らかく煮える頃には,幼稚園児のお迎え時間だ。
火を止め,ルクルーゼの中でルーが冷えて味が馴染んだら,山の仙人が丁寧に作った世界で一番綺麗で美味しいお米が炊きあがり,腹を空かせた男子2名の前に山盛りの牛すじカレーが湯気を立てて供されるだろう。
これで,ヨシ。
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