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続「田舎暮らしもほどほどに:大長谷週末寄寓人」 平日限定嫁綴り。 週末はのどかな山村・大長谷のクラインガルテンにて帰農し,平日は立山仰ぐ富山にで過ごす。      二重生活を送る一家のヨメが綴る,有閑かつエキサイティングな日々。
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毎日午前と午後にやってくる。
この機械とお腹を繋げ、仰向けの状態でじっと30分。赤さんの心音とお腹の張りを調べるNST(ノンストレス・テスト)。これがまた…大きなお腹が上からのし掛かる体勢でじっと我慢の30分。おまけに胃が押し潰されて余計胸焼けするが、じっと我慢の子。こ…腰が痛い。もういっそのことストレスフル・テストって名前に変えた方が良くないっすか?



左のラインが赤さんの心音。成人の倍の心拍数なんですね、もうノリノリ。心臓がまだ小さいので、全身に血液を送るのに心拍数が上がるからなんだって。

問題の右のラインだよ。
このラインが山なりに隆起すると、お腹張ってまっせ〜、の合図。
本来的には私位の週数(30週)だと、殆ど平坦なままの筈なのだが。

じっとモニターと睨めっこの30分。
おー、まっすぐまっすぐ〜。おー、ちょ、ちょ待て、あと五分なんだから張るな.…張るなっていってるじゃんッ!!!と無駄な足掻き。

山が幾つもあると薬の流入量が増えて、落ち着いてたらそのまんま。そのまま何日か落ち着けばクスリを減らして行けるシステムらしい。

そんなこんなで、日々無駄な足掻きをしては、一喜一憂しおります。ほんとにコレ名前かえようよ〜、「ガマンくん」とか「30分だけよ〜」とか。


因みに本日は、旦那さん出張の為、少年は病院にお泊り。

満面の笑みの少年とジョージ(相棒のサル)。

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突然の長期入院で、しかもそれがお母ちゃんで、近くに身寄りが居ないなんて場合、お父ちゃんと子供はどうするんだろう…なんて想像もしなかった事が現実に起きている。どうすんだ。

おっきい方の場合。
朝6時。小学生の朝は早い。
着替え、朝食を取らせて、7時半に送り出す。

洗い物、掃除、洗濯。

晩と翌朝用の買い出しにスーパーへ。

病院へ寄ってから、仕事場へ。

夕、仕事を無理矢理〆て急ぎ病院へ。
病室で待機していたムスコを拾って、帰宅。

直ぐに食事の準備、晩御飯。育ち盛りの小学一年生には野菜も肉も果物も必要だ。

後片付けして、お風呂。
明日の準備をさせて、歯磨き。

淋しい少年とヨメの気持ちを慮って、寝る前Skype、後9:00pmに寝かしつけ。

少年が寝た後、明日の準備や仕事。


かたや、小さいほう。
6:00、自分でセットしといたウルトラマンの目覚ましで起床。

着替え、朝ご飯、7時半には集団登校。

小学校も2ヶ月がたった。さんすうは難しいけど、音読は得意。

2:50分、集団下校の列から独り抜けて、ママの待つ病院へ。

オヤツを横目に宿題。毎日結構あるんだ。

おやつを食べながら、ママとお喋り。言いたい事も結構ある。

マンガ読んだり、テレビをみたりしながら、ママに甘えておく(顔をまさぐっとく)。

トトが迎えに来たら、ランドセルを背負って、ママにチューして、帰宅。我儘はいった事が、ない。

夜9時には、トトに歌を歌ってもらって寝るんだ。

文字に興しただけでも、大変。その苦労と頑張りは筆舌に尽くし難いものだろう。

でも、なんとかやっている。だって、なんとかやってかなきゃならないから。

仏様の様な旦那さんは、今や(疲れた)菩薩様の様な顔でこう言う。
「家族みんなが、ぷちょこ(お腹の赤さん)を支える為に、がんばるんだよ」

お兄ちゃんになる前に、期せずして急遽無理矢理お兄ちゃんにさせられてしまった甘えん坊の少年は、帰り際に満面の笑みで、いつもこう言う。
「ママ…泣くなよ」

そうして、部屋に取り残された私とぷちょこは、壁に貼り付けられた少年からの手紙を見ては、うん、頑張ろうぜと頷く。頑張れない筈がない。








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産婦人科に関していうと、大きな総合病院と比べて小さな個人病院は医療行為以外のサービスに力を入れている節がある。

その分多少値段もUPするのだが、何しろ出産はそう何度もあるわけではないイベント。一人目は総合病院だったので、二人目は個人病院かな〜ッて事で軽く選んだのだが。

こんな事前に病院に長居するとは思いもしなかったので、個人病院にしといてヨカッた…とつくづく。

だってご飯がね、おいちいんですよ。

先の見えない入院の上、24時間繋がれててるわ、安静指示の為寝たきりだわで、これでゴハンがおいちくなかったら、あーた、目も当てられまへんがな。

例えばある日のメニュー。
近所のベーカリーから入れてるパンはハード系もナカナカ。

グレープフルーツとナッツのサラダにはハーブが散らしてある。ピーマンの肉詰めの上にもクレソン。この一見無駄な飾り的要素ってのは流石に総合では無理かと思われる。

こちらはチキンカレーと生春巻きのエスニック膳。

だから胸焼けするんだっつーのに、見事完食→案の定、後に悶絶。

器がプラスティックじゃないってのも、一見無駄なようで非常に嬉しいポイント。運ぶの重いんだけど、食事が楽しくなるし、精神的に効くよね。

先日こんな祝膳が昼に出た。
赤飯に刺身って。

配食のオバちゃんに、どなたかさんかりっぱなお産をされたんですかね…と聞いたら、一笑に付された。どうやら富山市で一番大きな祭りがその日から始まるらしく、祭りを取り仕切る神社の檀家であるこちらの病院でも祝膳を出すらしい。午後には獅子舞も病棟に繰り出すわ、腹をかませるわ。流石地元密着型。

「お産は病気じゃない」とはよく言うけれど、確かに病院は病院でも、通常の病院と違って、何やら明るいし、明らかに病人食じゃない。ってオイオイ、あんたは立派な病名付いてるだろッと独りツッコミを入れるたんこでした。

因みに私は本当に胸焼けが酷いのだが、お粥メニューに変えるかとの申し出をお断りし、胃薬を処方してもらい毎食後服用しながらゴハンを頂いておるのだが、どーなんでしょうか。

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紐付きなんです、私。

この2週間、三日に一度許されているシャワー時以外、24時間片時も離れずに点滴チューブさんと繋がれております。部屋の中を移動する度、掃除機の気持ちがひしひしと伝わってくる今日この頃。

お腹の張りを止めるウテメナールという収縮抑制剤がブドウ糖液(うちの少年は、ブドウの汁は身体にいいから…と勘違いしておる)に入っていて、最初1アンプルから始めて今は2アンプル入り。これを24時間点滴で症状に応じて一時間あたりの流入量をすこうしずつ増やして行って、お腹の張りをなだめる訳。

私の場合、微弱収縮が治まらず看護師さん曰く「臨月ならまだしも、微弱でもこの週数(29週)でこんなに頻繁に張っちゃうとダメ」なんだそうで。結局2週間であれよあれよという間に1アンプル入りから2アンプルへ、流入量も現在32ml/hに。

2週間もかけてジリジリ上げるのは、とどまる様子を見ながらってのもあるけど、この薬の副作用が問題だから。
最初薬を入れた瞬間、ドカンと心拍数が増えて、汗が滲んで手が震えてくる。安静にしていながら、マラソン走ってるかんじ。身体は次第に慣れてくるものの、流入量が上がるとその度シンドイ訳で、余り急激に上げると母体への負担が大きすぎるのだ。赤さんには何の負担もかからんのだけどね。

この副作用が…けっこうしんどくってですね。
おまけに交感神経に作用するんで夜もなかなか寝ずらいし。オマケに後期悪阻ってんですか?デカくなった子宮が胃袋を押し潰して、胸焼けに七転八倒。

張りはスッキリ治まらんわ、退院の目処は立たんわ、梅雨入りすわ…その上、当てがわれた病室はひと坪程の中庭に面しておって、薄暗く景色も見えん。うう…せめて窓くらい、見通しと風通しを良くして欲しい。これ重要。

で。
後に窓から外が見える階上の部屋にチェ~ンジ。
窓全開にして、いつもの下町と空を見上げてると、ベランダに雀がとまりにくる。繋がれたまんまベッドで寝たきり生活には、薬とおんなじ位コレ重要。スッカリ気分を良くしてるんだけど、あとはお腹よ、そろそろピタッとリラックスしておくれ。大分落ち着いてはきたんだけどなァ。

で、景気良く連日開けっ放しでいたら、早々と蚊の襲撃に合い、昨日は目の上をブッスリやられて、片目をパンッパンに張らせて皆を吃驚させた。…目まで張らさなくていいからッ(爆)!!!自虐ネタで、お後がよろしいようで。






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危うく入院も二週間になろうかといふ所ですが。

お世話になっているこちらの個人病院。結構この辺りでは歴史深く、アンティークな感じのこの病院。こんなにノンビリ入院するとは露知らず、何故こちらに決めたかと申しますと。

オヤツが旨い。(マジでコレは重要だろ)

ゴハンがオイチイ。(コレも重要)


全室個室なので、何かあったら家族も泊まれる。
コレ、騒ぐ小学生を抱え、近くに身寄りが無い我々のような者達にとって、非常に重要なのだ。
アットホームな個人病院ならでは、面会時間もあってないようなもんだし、何かあったら家族も宿泊可能だ。何ならご飯も用意してくれる。これはいい。

そして何より。
家から極近くのロケーション、歩ってすぐ。
ついでに少年の通う小学校は目と鼻の先ときた。

そんなわけで予定外ではあるもののこうなっちゃったので、ウチの小学生はここんとこ毎日下校時にこの病院へ直帰する。ランドセルを背負って受付のおねいちゃんに挨拶をし、外来の妊婦さんの間をすり抜け、「ただいま~」と病室に帰ってくる。

丁度部屋にはオヤツが運ばれてくる時間なので、ご褒美のケーキや和菓子を横目にベッド脇でいそいそ宿題を片付け、オヤツで一服する。

さうして今日一日の職場(学校)での出来事やら何やら喋ったり、テレビ見たり、欠伸したりしながら、父親の仕事がはねる迄ベッドでゴロゴロしつつ、圧倒的に不足している母親の人肌感を堪能するのだ。

まだ7年間しか生きていない少年はもう既に色々な複雑な心情を抱えつつ、お兄ちゃんになるという誇りと、母ちゃんのピンチに立ち向かう勇気と、男気を持ってして、実にドラスティックな急成長を遂げる。何より明るいのが、よろしい。この笑顔が、母には何より効く薬。

ところで今日はこんなもんぶら下げて帰って来たぞ。ヲイヲイ、一体どうなってんだようッ!奇跡のモテ期、いま運を使い果たしてどうする、あゝ勿体無い。






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