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続「田舎暮らしもほどほどに:大長谷週末寄寓人」 平日限定嫁綴り。 週末はのどかな山村・大長谷のクラインガルテンにて帰農し,平日は立山仰ぐ富山にで過ごす。      二重生活を送る一家のヨメが綴る,有閑かつエキサイティングな日々。
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半径8メーターの断片。

我が愛娘、リンリンは雪のように白い。
「ゆきチャン」と呼んで独りごちている。
ゆきチャンはキュウキュウ鳴くと、赤鬼みたいに真っ赤になる。

発見。
リンリンの匂いだ。ツナ缶の油の匂い。うーむ。

少年の小学校で集めているベルマークを収穫しようにも、
我が家の食料庫にはベルマークと関係のないスーパーのプライベートブランド品揃いで笑った。

足の親指を折ったので、小指と踵だけでワタワタ歩いていたら、足首を痛めた。
でも足が動かないなりに、今日は部屋の掃除ができた。
よかった。
部屋が掃除できてないと、心がすさむ。
わたしにとってこのハコは、私自身の精神状態とイコールなのだ。

昨日少年が、靴を履いて外出することすら出来ずにうらぶれる母親の為に
ゴミ捨て一回十円で貯めた小遣いで甘いもんをかってきてくれた。
珈琲と一緒に。
世界一甘いフォンダンショコラが青黒い親指と心に染みる。

完熟したゴーヤは
種と綿が真っ赤になるとご存じか。
先日いただいた小さく可愛いゴーヤでサラダを仕込む。
それに今日は、青菜と鶏の香醋あんかけご飯だ。旦那さんの好物。
でも張り切って動くと、また旦那さんに怒られる。今日は怒られたくないなぁ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

大好きな店がまたなくなってしまう。

近所の憩いの場、「カフェ・トロワ(過去ログ参照)」がもうすぐ閉店のはこびになるそうだ。

富山にきてまだ間もない頃、チャリンコをとばして良くこのカフェにひとり通った。
小さなこの北陸の街はなんだかとても淋しくて、でもこの店で珈琲を飲んでるとちょっとだけトウキョウに戻った気がして嬉しかった。

子供が産まれて、ベビーカー押して行った。
よい子のぼうやは、このカフェではスヤスヤと良く寝てくれた。

このカフェまで歩いていける距離に引っ越した。
隣にも喫茶店はあったけど、ちょっと散歩がてら歩いていただく珈琲は格別だった。
早朝からやっていたので、近所の幼稚園に通う少年を朝旦那さんと歩いて送っていった帰りに、よくデートした。

少年の幼稚園を介して知り合い、そして仲良くなった友達とも良く行った。
所謂「ママ友」。けれど気心知れた素敵な友達と一緒に過ごす、幼稚園がハネるまでの僅かな時間を惜しむように何杯も珈琲をおかわりした。

さよならする前に、四人になった家族で最後のお茶しにいこうと思った矢先に、足の指を折った。

よくあの店で集合した友等と最後にランチしようと約束したのに、靴も履けない。

春には窓から覗く満開の桜!綺麗だったね、旦那さん。もうあの店先に、開店と同時に待つこともなくなってしまった。
凄く凄く淋しいけれど、とってもとってもありがとう。






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親と健康と足の親指(セロテープ)。

おはようございます、失格主婦たんこです。

昨日は散々でした。
午前中、少年の喘息薬が切れたのでかかりつけ医院にいこうか、と支度中に赤ん坊を抱いて家の中をつまづき、一瞬前方に飛び出した赤さんを受け止めようとした瞬間、ビョーンと両手がルフィー@ONE PIECEの如き伸び、奇跡的にキャッチ。ふと足元を見ると、足の指が宇宙的な方向を向き、血が噴出。喚く妻に夫が何事かと問う。目を覆いながら近寄る少年。泣き赤子。たんこ「だめぇーッ!あたしッ!足ーッ!!」

息子と一緒に病院へ。
応急処置をしてもらい、別の整形外科へ。

全治一ヶ月。
撮ったレントゲンに映った自分の足の骨は、綺麗に爪の根元あたりからパッキリ折れていた。
コの字型の枠にグルグル巻にされた親指は、ドックンドックンと脈打っていいる。

松葉杖にするかと聞かれたが、まさか首の座らぬ一ヶ月の赤ん坊をどうやって抱っこするのだ。踵で歩くと訴えた。

授乳中であるので、薬は飲みたくない。自分の免疫力でなんとかするとして、抗生剤はやめ、御守り代わりのロキソニン@痛み止めを処方してもらう。

以前に乳飲み児を抱えた友人が自らの喘息入院で、投薬の為に授乳ができなかった辛さを聞いたことがあるが、その何とも切なく辛い気持ちが少しわかった気がした。母親の本能と尊厳。涙もでるわ、それは。

病院の車椅子を降りて、裸足のままタクシーで帰り、一安心と思いきや。

足の親指一本に笑うは、指一本に泣く。歩けんのですよ。固定具がついている上に痛くて、左足がつけない。辛うじて小指側の一部と踵を使って、裸足の片足を外側に大きくワン曲させてヨチヨチカニ歩きで帰宅した妻に夫は絶句。目を覆いながら近寄る少年。泣き赤子。

主婦であり母親を一発で使い物にさせなくするのは簡単だ。足のおやゆびだけの一本。赤子抱いて歩くのは危険。泣いてる赤ん坊をどーすんだ。風呂にも入れさせられん。炊事洗濯しながら子守しつつ上の子の相手するウルトラCは、最早出来ない。買い物にでることは勿論、外出すらできん。主婦の皆様、指一本ですぞ。お気をつけ召されよ。

うーむ。
今年は天中殺かよ。
試練の時じゃのう。旦那さんの負担、入院時の更に倍(ぷちょこの分)。何とかなるもんなのか?まあ何とかするしかないのだろう。

しかし…足の親指一本で、家庭は廻っているんですなぁ。凄いぞ、親指ッ!
とほほほほほほほ…(T_T)


顔面蒼白な父母の横で、しきりに尻を丸出しにしておどける七歳児。家族の笑顔を取り戻すには、自分が文字通り一肌脱ぐしか無いと信じている。うう、涙ぐましいバカッぷり!!

ヒョッコヒョッコと奇妙なカニ歩きで家の中を這いずる母にそっと近寄り、「肩につかまりな。僕がママの足になるっちゃ~(富山弁)」と一言。おお、こういう一言が小1の口から出るんだな。わざわざ教える事ではないんだな。ちょっと感激。


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三連休初日、赤ちゃんを抱っこしながら家の中でつまづき、ぷちょこさんをかばった瞬間、あれ、脚の親指が…明後日の方向に…?

いてーーーーーーーーッ!!!!!

そんな訳で、病院におります。
開放骨折、出血しております。

産まれて初めて骨折したー(T_T)。あ…歩けん(T_T)





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さくらふぶきの下を ふらりと歩けば
一瞬
名僧のごとくにわかるのです
死こそ状態
生はいとしき蜃気楼と
「『さくら』茨木のり子」

夕べに宅の向かいのいたち川の向こう岸まで地蔵水を汲みにいった。
川縁の老桜越しに、十五夜から一日遅れの一寸欠けたお月様がのぞいている。蒸れるような熱帯夜の暑い空気の中、ふと何処からかムッとするような生臭い匂いが木々や川面から立ち昇り。刹那、夢のように幸せで、せつない気持ちに包まれる。あ、この脂臭いような甘いような匂い、これは我が愛しき赤ん坊の匂いだ、と。夢なら冷めないで、と思う瞬間だ。

これから先も私は暮らしの中で、何度も何度も、こんな気持ちを味わう事になろう。あれは少年の汗ばんだ首筋の匂い。それは旦那さんの脱ぎ捨てたシャツの匂い。

----------------

一筋縄ではいかない女である。

少年が赤ん坊だった頃、寝ぐずるとき・泣き喚く時に絶大なる効果を発揮したのが、おしゃぶり。チュッチュクとも言う。

騒がれたら困る電車内や、飛行機で耳が痛くなるのを防ぐ際にも効果絶大だったのだ。だからぷちょこさん、あなたにも是非ともコレをオススメしたいのだよ。だがしかし。

完全敗北。
ヌー◯に始まり、リッ◯ェル、ピジョ◯…全滅。父母揃って「うわ~か~わいいね~☆ブンブンだねぇ~☆」などとおだてて見たところで、我が撫子は仏頂ツラを解かずにムッツリと黙ったまま吐き出すばかり。ピジョ◯に至っては、まるでお前はジャック・ニコルソンか、と突っ込みたくなるようなシャイ二ング面で完全否定。速攻捨ててやったわよッ!!便利なんだけどなぁ。何とかしてください、ベビー用品開発部の皆様ッ!

というわけで、今や我が家には挑戦者達の残骸が彼方此方に。
「うちは…うちは…騙されまへんえッ!!」



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娘が産まれてはや一カ月。早。

丁度一月目の昨日、産まれた産院へ一ヶ月検診に訪のう。

こちらの病院は小児科が週二回しか開いて無いために、院内大混雑。朝1番にきたものの、遂に5時間もかかってしまう。そりゃないぜ。

出かける前に虫おさえのミルクを飲んでいったものの腹は空くし、周囲はざわめいてるし、服は脱がされるは口の中に棒は突っ込まれるはヘソはおされるわで、ぷちょこさん大変ご立腹の様子。

オマケに哺乳量を調べてみると元々出が悪いのと吸い付きが独特な為に、殆どオヤツ程度しか母乳を飲んでないことが判明。さいしょはそれでもよかったが、成長著しいこの時期に母乳量が明らかに追いついていない様子。どうりでガナると思った。助産師さんは「ミルクでもオッパイでも、いいんでちゅよね~」だの言われるし、担当医も「…ちょっとのませりゃいいんだよッ!」と発言する始末。へいへい、わかってますよ~、一人目で痛いほど分かってますもんね~。母乳育児に拘る事は、時に親のエゴとなることは重々承知の上だが、やっぱり憧れてしまう完全母乳育児。もうちょっとオッパイコビトには母乳にも付き合って頂くことにする。

そんなこんなで、ほぼ半日病院でひっくり返されたり丸められたり剥かれたり押されたりしたぷちょこさん。
昨日は一日、終始不機嫌。
赤塚不二夫ちゃんの描く「泣き喚く小さいオッちゃん」ヅラでガーガーヒンヒン鳴く。オッパイが欲しいだけじゃない。彼女なりに、今日一日はハードボイルドだったに違いないのだろう。

少年も父も母も、このわめき散らすコビトに翻弄されて、あーでもないこーでもないとご機嫌伺い。凄いパワーだ。

怒りと哀しみに満ちた様なガナり声を小さな全身から放出させて震えるコビトを抱きしめながら、「どうぞこの哀しい気持ちを私に全部頂戴ッ!」と思わせてしまう所が、矢張り女子の魅力だと思った夜更けであった。あー、やっぱし可愛や、おんにゃにょこ。カチューシャ、可愛や。←親バカッぷりを見よ。

--------------

昔からなんでもセロハンテープに頼りたがる少年は、壊れたオモチャから折り紙から(最早貼り紙)傷口から、兎に角やたらめったらコレを多用している。一度「タマがかゆい」といって悶絶していた少年が、後ろをむいてそっと患部に貼ろうとしていたときは流石に阻止した。

そんなわけで我が家ではセロハンテープは箱買いが鉄則。昨日、旦那さんがその箱に素晴らしい標語を発見。どうして今までコレに気づかなんだッ!明言は、箱に有り。



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