続「田舎暮らしもほどほどに:大長谷週末寄寓人」
平日限定嫁綴り。 週末はのどかな山村・大長谷のクラインガルテンにて帰農し,平日は立山仰ぐ富山にで過ごす。 二重生活を送る一家のヨメが綴る,有閑かつエキサイティングな日々。
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小さい頃から、本当に時間のかかる漢(おとこ)であった。
根が真面目で驚異的な集中力をみせる一方、物凄く不器用なのだった。「自分、不器用ですから…」は健さんだからカッチョイイのだ。
我が家の小学一年生は、朝「六時半だよ」の囁きで一発起きする。ここまでは良い。その先が長い。テーブルに用意してある洋服に着替える前に、まず自らを奮い立たせる為に愛読書『かいけつゾロリ』を読まなくてはならない。何故か。そんなもん知らん。
そうして漸く着替え終わるのが7時。そっから朝ご飯だが、色々と母親に話したい事がある。「はやく…食べろっつってんだよッ!!」を何度かかわしたのち、時間がいくらギリギリでもオカワリ君する。
集団登校まであと5分。
やおら腰を上げて、出勤前の日課のトイレへ。シャーーーー…いーちーにーいーさーんー…時間がおしても、ウォシュレットのボタンを押さぬわけにはいかない。余りにも長い為に父親から30数えろといわれてから、きっちり30やってく。
「急げッ!!」「あいよッ!!」洗面所でキチンと手洗いしてる暇はどこに見つけたのか?
荷物担いでイッテキマス、別れの「ママのほっぺた両手包み」は忘れずに。
…めーんどーくさーい。
帰宅後の宿題も時間がかかる。予定の無い日にあえて「早くッ!!」といわずにいたら、延々とテレビの話やら何やら語り続け、やおら宿題プリントに名前書いたとおもったら、そっから脱線、本は読むわ踊るわ唄うわ。果たして二時間後、キッチリ宿題プリント一枚ペラを仕上げ、ランドセルを明日仕様にして一言「ふー。カンペキ☆」。じーかーんかーけーすーぎー。しかも漢字書き取りプリントを丁寧に一文字一文字入魂してらっしゃったのだが、「日(にち)」が「目」ってなってたが、気が遠くなるくらいジックリ書いてたので、もう見てないフリ。自信満々だったし。め。
寝る前の日課も多い。
歯を磨く。眠りつく前のトイレ。出した分だけ、お茶(コレをカッパちゃん、と呼んでいる)、相棒のジョージを抱えて、旦那さんの昭和歌謡曲で就寝。時間がかかると再度トイレが気になり、またカッパちゃん。この繰り返し。クエッーーーーーッ!!
眠りの浅い少年は夜中に目が覚めると、隣で熟睡中の母の肩をトントントンと叩き「ぼく、起きちゃった」と報告をする。私が「…そう」と言うと目を閉じまた眠りに入る。ヲイヲーーーイッ!!
外出時に気になる男ゴコロ。ほんのちょっと外に出るだけの為にも、「ちとまってッ!!ぼく、オシャレッ!!」と赤い帽子にTDLで購入した「パイレーツオブカリビア~ン」のドクロネックレス。これを身につけないとけして外出しない。この……オシャレボーイがァァァァッ!!めーんどーくさーい。
そんな彼が将来の夢を最近変更したらしい。「ぼくねあのねえーとねうーんとね…(この辺忍耐が必要)ヒーローになれなかったら、絵描きになって世界中を廻るよ」ほう。「でも画板?あれ大っきいからどう持ってけばいいか…紙とか…」売ってる。「ぼくねー、早くいきたいんだけどさー、大学とか行かんなんし、なかなかいけないよ…」大学行かなくても行ける。
画家かぁ…すんげぇ時間かかりそう。でもまあいいや、赤ん坊の頃からズーッとノンビリだもんな。それでももうこんなにデカくなったし、一人でゾロリ読めるようになってるもんな。人の二倍や三倍かかっても、頑張れ少年。お前には水戸納豆バリの物凄い粘り腰があるからだいじょぶだ、多分きっと。
-------------
少年の朝喰の始まりは、一本のヤクルトのおめざから。
旦那さんがヤクルトヤクルトガゼイシロタ株だ言うので必ずコレを常備していたが、最近になって旦那さんのヤクルト信仰は実はガゼイシロタではなく「味」だったことが判明、「味でヤクルトかよッ!!」と憤慨した私はなにか間違っているのでせうか。
因みにヤクルトについてくる極小ストローは私的にはマスト。ヤクルトの頼りない量をかくも見事にカバーリングしつつ美しく飲めるストローは、コレの他ないと思う。どーでもいい話だが。

根が真面目で驚異的な集中力をみせる一方、物凄く不器用なのだった。「自分、不器用ですから…」は健さんだからカッチョイイのだ。
我が家の小学一年生は、朝「六時半だよ」の囁きで一発起きする。ここまでは良い。その先が長い。テーブルに用意してある洋服に着替える前に、まず自らを奮い立たせる為に愛読書『かいけつゾロリ』を読まなくてはならない。何故か。そんなもん知らん。
そうして漸く着替え終わるのが7時。そっから朝ご飯だが、色々と母親に話したい事がある。「はやく…食べろっつってんだよッ!!」を何度かかわしたのち、時間がいくらギリギリでもオカワリ君する。
集団登校まであと5分。
やおら腰を上げて、出勤前の日課のトイレへ。シャーーーー…いーちーにーいーさーんー…時間がおしても、ウォシュレットのボタンを押さぬわけにはいかない。余りにも長い為に父親から30数えろといわれてから、きっちり30やってく。
「急げッ!!」「あいよッ!!」洗面所でキチンと手洗いしてる暇はどこに見つけたのか?
荷物担いでイッテキマス、別れの「ママのほっぺた両手包み」は忘れずに。
…めーんどーくさーい。
帰宅後の宿題も時間がかかる。予定の無い日にあえて「早くッ!!」といわずにいたら、延々とテレビの話やら何やら語り続け、やおら宿題プリントに名前書いたとおもったら、そっから脱線、本は読むわ踊るわ唄うわ。果たして二時間後、キッチリ宿題プリント一枚ペラを仕上げ、ランドセルを明日仕様にして一言「ふー。カンペキ☆」。じーかーんかーけーすーぎー。しかも漢字書き取りプリントを丁寧に一文字一文字入魂してらっしゃったのだが、「日(にち)」が「目」ってなってたが、気が遠くなるくらいジックリ書いてたので、もう見てないフリ。自信満々だったし。め。
寝る前の日課も多い。
歯を磨く。眠りつく前のトイレ。出した分だけ、お茶(コレをカッパちゃん、と呼んでいる)、相棒のジョージを抱えて、旦那さんの昭和歌謡曲で就寝。時間がかかると再度トイレが気になり、またカッパちゃん。この繰り返し。クエッーーーーーッ!!
眠りの浅い少年は夜中に目が覚めると、隣で熟睡中の母の肩をトントントンと叩き「ぼく、起きちゃった」と報告をする。私が「…そう」と言うと目を閉じまた眠りに入る。ヲイヲーーーイッ!!
外出時に気になる男ゴコロ。ほんのちょっと外に出るだけの為にも、「ちとまってッ!!ぼく、オシャレッ!!」と赤い帽子にTDLで購入した「パイレーツオブカリビア~ン」のドクロネックレス。これを身につけないとけして外出しない。この……オシャレボーイがァァァァッ!!めーんどーくさーい。
そんな彼が将来の夢を最近変更したらしい。「ぼくねあのねえーとねうーんとね…(この辺忍耐が必要)ヒーローになれなかったら、絵描きになって世界中を廻るよ」ほう。「でも画板?あれ大っきいからどう持ってけばいいか…紙とか…」売ってる。「ぼくねー、早くいきたいんだけどさー、大学とか行かんなんし、なかなかいけないよ…」大学行かなくても行ける。
画家かぁ…すんげぇ時間かかりそう。でもまあいいや、赤ん坊の頃からズーッとノンビリだもんな。それでももうこんなにデカくなったし、一人でゾロリ読めるようになってるもんな。人の二倍や三倍かかっても、頑張れ少年。お前には水戸納豆バリの物凄い粘り腰があるからだいじょぶだ、多分きっと。
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少年の朝喰の始まりは、一本のヤクルトのおめざから。
旦那さんがヤクルトヤクルトガゼイシロタ株だ言うので必ずコレを常備していたが、最近になって旦那さんのヤクルト信仰は実はガゼイシロタではなく「味」だったことが判明、「味でヤクルトかよッ!!」と憤慨した私はなにか間違っているのでせうか。
因みにヤクルトについてくる極小ストローは私的にはマスト。ヤクルトの頼りない量をかくも見事にカバーリングしつつ美しく飲めるストローは、コレの他ないと思う。どーでもいい話だが。
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