続「田舎暮らしもほどほどに:大長谷週末寄寓人」
平日限定嫁綴り。 週末はのどかな山村・大長谷のクラインガルテンにて帰農し,平日は立山仰ぐ富山にで過ごす。 二重生活を送る一家のヨメが綴る,有閑かつエキサイティングな日々。
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先週より実家の母が長期滞在中。
日がな一日、この程めっきりお喋りが止まらない白い肉玉と、何やらキャーキャーお話ししてらっしゃる。
見つめ合い微笑み合う齢七拾と三月。
「うまれてきて良かったねぇ。うれしい、うれしいねぇ。」「アウワ~(うっとり)」窒息しそうな程の愛とオッパイだけで、赤ん坊は生きていけるのだろう。
白い肉玉は嬉しさの余り、まだ首も充分座ってもいないのに仰向けのままジタバタして逆ほふく前進を早覚えてしまった。移動する肉の塊。まだじっと寝てたほうがいいんじゃないですか、リン子よ。
-------------
ワキワキしている二人を愛の小部屋に残し、母は少年とここぞとばかりデート。いたち川縁の老桜は皆葉を落とし、橋の下に住まう鴨一家も肌寒さに身を寄せ合って薄い日を浴びている。もう冬だ。
こちらも息子と肩を組んで歩く。
と、何やら少年がお地蔵様にお願い事があるといふ。
五円玉握らせると、そこには既に先客が。仕方なく脇のベンチに腰掛けて脚をバタつかせる少年に一言「早く済ませろと催促してるようなもんだ、お行儀の悪い」
シュンとした少年はチンとして座り、じっと待つ。伸びた背筋が抱きしめたくなる程、愛おしい。
漸く順番がきて、何やら長々とお願い事。何を頼んでたんだね。
「んとね、これから買いに行くガムのアタリがでますように。それから、トトがお仕事がんばって、早く帰ってきますように。」きっと大丈夫だ、少年よ。いたち川のお地蔵様は庶民の味方だから、5円玉でもちゃんといっぱい聞いてくれるよ。
果たして本日のフェリックスガム(十円)も、見事ハズレ。そんな簡単に当たるかい、あたしゃ小さい頃から一度もアタリ籤見たことないぞ。ホントにアタリがあるのか?フェリックスガムよ。

日がな一日、この程めっきりお喋りが止まらない白い肉玉と、何やらキャーキャーお話ししてらっしゃる。
見つめ合い微笑み合う齢七拾と三月。
「うまれてきて良かったねぇ。うれしい、うれしいねぇ。」「アウワ~(うっとり)」窒息しそうな程の愛とオッパイだけで、赤ん坊は生きていけるのだろう。
白い肉玉は嬉しさの余り、まだ首も充分座ってもいないのに仰向けのままジタバタして逆ほふく前進を早覚えてしまった。移動する肉の塊。まだじっと寝てたほうがいいんじゃないですか、リン子よ。
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ワキワキしている二人を愛の小部屋に残し、母は少年とここぞとばかりデート。いたち川縁の老桜は皆葉を落とし、橋の下に住まう鴨一家も肌寒さに身を寄せ合って薄い日を浴びている。もう冬だ。
こちらも息子と肩を組んで歩く。
と、何やら少年がお地蔵様にお願い事があるといふ。
五円玉握らせると、そこには既に先客が。仕方なく脇のベンチに腰掛けて脚をバタつかせる少年に一言「早く済ませろと催促してるようなもんだ、お行儀の悪い」
シュンとした少年はチンとして座り、じっと待つ。伸びた背筋が抱きしめたくなる程、愛おしい。
漸く順番がきて、何やら長々とお願い事。何を頼んでたんだね。
「んとね、これから買いに行くガムのアタリがでますように。それから、トトがお仕事がんばって、早く帰ってきますように。」きっと大丈夫だ、少年よ。いたち川のお地蔵様は庶民の味方だから、5円玉でもちゃんといっぱい聞いてくれるよ。
果たして本日のフェリックスガム(十円)も、見事ハズレ。そんな簡単に当たるかい、あたしゃ小さい頃から一度もアタリ籤見たことないぞ。ホントにアタリがあるのか?フェリックスガムよ。
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