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続「田舎暮らしもほどほどに:大長谷週末寄寓人」 平日限定嫁綴り。 週末はのどかな山村・大長谷のクラインガルテンにて帰農し,平日は立山仰ぐ富山にで過ごす。      二重生活を送る一家のヨメが綴る,有閑かつエキサイティングな日々。
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『東京に幽霊が出る。トマソンという幽霊が出る。・・・(中略)日本列島の,人が集まり住むところには町が出来て,家並みがひろがり,賑やかな生活が繰り返されてる,その生活の陰に隠れて,いつしかトマソンの幽霊が出ている。』

我が家の書庫に保管されている聖典,赤瀬川原平氏の著書「超芸術トマソン」の序文抜粋である。

トマソン。
「かつてアメリカの大リーガーで,それが高給で日本に迎えられてジャイアンツの選手となった。ところがスイングは出来るがボールに当たらず,空振りとなり,野球には使い用がなくてベンチに貼り付いていた。そのトマソンを漢字で書くと「超芸術」というふうになり,その双方の言葉のねじれた位相に,都市の幽霊がぼんやりあぶり出される。」

我々はトマソニアン富山県支部として,トマソンという名の幽霊を捕獲すべく日々町をウロウロしているのだが。

週末,偶々居合わせた大阪近郊で,トマソン物件を発見したので報告する。

撮影年月日,平成22年1月23日。
所在地は大阪府豊中市近郊。

カテゴリー「純粋階段」

幼児はまだ,その漂うトマソンの影に気づく事は難しく,絶好の遊び場として認知しているが,これは正にトマソン物件だ。

階段の先に,入り口は無い。
もう少しよってみる。

壁。
自動ドアかと思って暫く立ってても駄目。

一応,赤瀬川原氏の「純粋階段」に対する考察を記しておく。
『・・・・世の中には純文学ならぬ純階段というものがあるのです。それはつまり,純粋に登り降りするだけの階段,昇った先に何もない,本当の階段そのものだけの絶対純粋階段,としか考えられないものです。娯楽性はもちろんないし,用事性も,装飾性もない。この世の中における有用性が何もない。そういう階段です。』

うん。良し。捕獲。

少し引いて見るとこのようになっている。

この物件はマンションなのだが,隣にも同じような階段があり,玄関部分と繋がっている。

当初の計画では出入り口は二カ所だったのか,あるいは間違えたものの工期との兼ね合いでそのまま放置されたのかは定かではない。しかしながら,実用化されている片方の階段と影の対をなして健気に佇む純粋階段(或いは「無用階段」)の存在が,我々の胸を熱くさせる。

なかなかトマソン物件には出会えそうで出会えないので,非常にうれしい。
これからも益々,富山の町をジロジロなめ回しながら観察して歩こうと決意(通報されない程度に)。





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