続「田舎暮らしもほどほどに:大長谷週末寄寓人」
平日限定嫁綴り。 週末はのどかな山村・大長谷のクラインガルテンにて帰農し,平日は立山仰ぐ富山にで過ごす。 二重生活を送る一家のヨメが綴る,有閑かつエキサイティングな日々。
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先日、友人宅に集まって恒例のワキワキお喋り会合の折、入院以来ご無沙汰だった友に会った。
三人のおかーちゃんでもある彼女は、誰が見ても完璧にすんばらしーおかーちゃんなのだが、子供とケンカして頭にくるという話になってノッてきた彼女がいう事には。
「あんまり頭にきてさ…下の子連れて家出したわよッ!!生家が山奥に残っててね、その前でクールダウンしたわよッ」
なんて可愛いんだ。
ハイジが其の侭おっきくなっておかーちゃんになったらこうなるのかな…おじいさんッ!山が…山が燃えているわようッ!!
いくら可愛くても、家族。正面からぶつかって、喧嘩してって、当たり前。因みに私は昔から「そんな言うなら…実家かえるよッ!!」の伝家の宝刀をもっていて、その一言で大抵少年は折れる。
加えて、一応旦那さんには、既に行き先は伝えてある。実家と見せかけて、実は金沢の全日空ホテルのスイートでシャンパンとフルーツ盛り付き(勿論金は一銭も持っていかない)。いつの日か、真っ青になって部屋へ迎えに来る少年の顔を拝むのが、密かな愉しみである。あー愉しみ。
-------------
わたしは、じゅくちょうのどろろんさい。
小学校の学芸会、一年生は寸劇。
何度練習しても、動作と動きが合わない。ほんの短い台詞に詰まる。やがて声は小さくなり、台本の表紙に「もっとおおきなこえで!」との少年の走り書きを見た時には、正直胸が詰まった。
一緒にトコトコ学校の帰り道。
何度も何度も練習していた。わたしは、じゅくちょうのどろろんさい。わたしは、じゅくちょうのどろろんさい。
子どもは勝手にどんどんおおきくなる。小学校にいったら、もう親が手だしできなくなってくる。ほんのまだ7年しか生きてないのに。色んなものと戦って、独りで頑張って、おうちに帰ってくるのだ。
かけてやりたい言葉は沢山あるけど、我慢我慢。でもきっと大丈夫。お前はいつだって一生懸命で、笑っているからね。滑って転んだって、大丈夫。
-------------
少年の朝は早い。
6時に目覚まし時計で起きたら、眠くならないように先ず一番最初にテーブルの上の洋服に着替えて、パジャマを畳んでカゴに入れる。
黙々と支度をする寝ぼけ眼の7歳児童に、青年の面影をふと見つけた本番の日の朝。

三人のおかーちゃんでもある彼女は、誰が見ても完璧にすんばらしーおかーちゃんなのだが、子供とケンカして頭にくるという話になってノッてきた彼女がいう事には。
「あんまり頭にきてさ…下の子連れて家出したわよッ!!生家が山奥に残っててね、その前でクールダウンしたわよッ」
なんて可愛いんだ。
ハイジが其の侭おっきくなっておかーちゃんになったらこうなるのかな…おじいさんッ!山が…山が燃えているわようッ!!
いくら可愛くても、家族。正面からぶつかって、喧嘩してって、当たり前。因みに私は昔から「そんな言うなら…実家かえるよッ!!」の伝家の宝刀をもっていて、その一言で大抵少年は折れる。
加えて、一応旦那さんには、既に行き先は伝えてある。実家と見せかけて、実は金沢の全日空ホテルのスイートでシャンパンとフルーツ盛り付き(勿論金は一銭も持っていかない)。いつの日か、真っ青になって部屋へ迎えに来る少年の顔を拝むのが、密かな愉しみである。あー愉しみ。
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わたしは、じゅくちょうのどろろんさい。
小学校の学芸会、一年生は寸劇。
何度練習しても、動作と動きが合わない。ほんの短い台詞に詰まる。やがて声は小さくなり、台本の表紙に「もっとおおきなこえで!」との少年の走り書きを見た時には、正直胸が詰まった。
一緒にトコトコ学校の帰り道。
何度も何度も練習していた。わたしは、じゅくちょうのどろろんさい。わたしは、じゅくちょうのどろろんさい。
子どもは勝手にどんどんおおきくなる。小学校にいったら、もう親が手だしできなくなってくる。ほんのまだ7年しか生きてないのに。色んなものと戦って、独りで頑張って、おうちに帰ってくるのだ。
かけてやりたい言葉は沢山あるけど、我慢我慢。でもきっと大丈夫。お前はいつだって一生懸命で、笑っているからね。滑って転んだって、大丈夫。
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少年の朝は早い。
6時に目覚まし時計で起きたら、眠くならないように先ず一番最初にテーブルの上の洋服に着替えて、パジャマを畳んでカゴに入れる。
黙々と支度をする寝ぼけ眼の7歳児童に、青年の面影をふと見つけた本番の日の朝。
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