続「田舎暮らしもほどほどに:大長谷週末寄寓人」
平日限定嫁綴り。 週末はのどかな山村・大長谷のクラインガルテンにて帰農し,平日は立山仰ぐ富山にで過ごす。 二重生活を送る一家のヨメが綴る,有閑かつエキサイティングな日々。
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『 <だいたいお母さんてものはさ
しいん
としたところがなくちゃいけないんだ>
名台詞を聴くものかな!
(中略)
田沢湖のように深く青い湖をかくしもってるひとは
話すとわかる 二言 三言で
それこそ しいんと落ち着いて
容易に増りも減りもしない自分の湖
さらさらと他人の降りてはゆけない魔の湖
教養や学歴とは何の関係もないらしい
人間の魅力とは
たぶんその湖のあたりから発する霧だ 』
(茨木のり子「みずうみ」)
---------------
ぶれない芯のようなものを持っている人に惹かれる。
そんな人に逢うと、片想いでも勝手に好きになってしまう。
そうして憧れて、私もそうありたいと願う。
週末、待ち焦がれて待ち焦がれていた私の親友が、彼女の大切な、美しい子供達と旦那さんをひき連れて逢いに来てくれた。待ち過ぎて私は首がビロンビロンに伸びた。
高校の頃の幼く多感な時期を一緒に過ごした彼女は今やもう三人の大きな子供を持つお母さんだけど、会って言葉を交わしてハグすれば、あっという間にあの頃に戻ってしまう。上の子はもう、付けまつ毛バリバリのおねえちゃんになっていて、気が付けば三人並んで座ると「オンナ三人」になってて吃驚だというのに。
夏に産まれた赤ん坊を高く掲げて見せた。
彼女はその子に暖かい毛糸の毛布を編んでくれた。
赤ん坊はその世界一暖かな毛布に包まれて眠った。
どんなに待ち焦がれていたことか!
嵐のようにやってきて、あっという間に時は過ぎ、また嵐のように去っていった。
彼女の自慢の子供達は相変わらず美しくて美しくて、やっぱりまた私は脇の下に汗をかいた。
いつも逢えるわけじゃないけれど、いつもすぐ近くに感じる。
出会い運が人を作るのだとしたら、確実にわたしは貴女に逢えてラッキーだった。
ありがとう、今度は私が逢いにゆくね!
溢れんばかりの愛情をその豊かな身体に全部入れてしまう、私の大好きなみずうみのようなひと。
しいん
としたところがなくちゃいけないんだ>
名台詞を聴くものかな!
(中略)
田沢湖のように深く青い湖をかくしもってるひとは
話すとわかる 二言 三言で
それこそ しいんと落ち着いて
容易に増りも減りもしない自分の湖
さらさらと他人の降りてはゆけない魔の湖
教養や学歴とは何の関係もないらしい
人間の魅力とは
たぶんその湖のあたりから発する霧だ 』
(茨木のり子「みずうみ」)
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ぶれない芯のようなものを持っている人に惹かれる。
そんな人に逢うと、片想いでも勝手に好きになってしまう。
そうして憧れて、私もそうありたいと願う。
週末、待ち焦がれて待ち焦がれていた私の親友が、彼女の大切な、美しい子供達と旦那さんをひき連れて逢いに来てくれた。待ち過ぎて私は首がビロンビロンに伸びた。
高校の頃の幼く多感な時期を一緒に過ごした彼女は今やもう三人の大きな子供を持つお母さんだけど、会って言葉を交わしてハグすれば、あっという間にあの頃に戻ってしまう。上の子はもう、付けまつ毛バリバリのおねえちゃんになっていて、気が付けば三人並んで座ると「オンナ三人」になってて吃驚だというのに。
夏に産まれた赤ん坊を高く掲げて見せた。
彼女はその子に暖かい毛糸の毛布を編んでくれた。
赤ん坊はその世界一暖かな毛布に包まれて眠った。
どんなに待ち焦がれていたことか!
嵐のようにやってきて、あっという間に時は過ぎ、また嵐のように去っていった。
彼女の自慢の子供達は相変わらず美しくて美しくて、やっぱりまた私は脇の下に汗をかいた。
いつも逢えるわけじゃないけれど、いつもすぐ近くに感じる。
出会い運が人を作るのだとしたら、確実にわたしは貴女に逢えてラッキーだった。
ありがとう、今度は私が逢いにゆくね!
溢れんばかりの愛情をその豊かな身体に全部入れてしまう、私の大好きなみずうみのようなひと。
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