続「田舎暮らしもほどほどに:大長谷週末寄寓人」
平日限定嫁綴り。 週末はのどかな山村・大長谷のクラインガルテンにて帰農し,平日は立山仰ぐ富山にで過ごす。 二重生活を送る一家のヨメが綴る,有閑かつエキサイティングな日々。
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クララが…クララが歩いたわッ!!
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どんなに恐れ知らずでも、最初の一足を前に踏み出す時は、躊躇するもんだ。
晩夏の西日の中。
戸を開けたら目の前に広がるデッカい世界が、凄い光でもってウワッ!!と押し寄せて来る。自分の二本の足で地面を掴む。目は大きく見開き、嬉しくって嬉しくって、恐ろしくって恐ろしくって、固まる両足は微動だにせぬこと、石の如き。それから、ひととき。
と、足元に夏の抜け殻。蝉の薄羽を掴もうと腰を屈めると、羽は風に乗って前へ、前へ。堪らず其の侭足を前へ、前へ。満面の笑み、後は其の侭ひたすら前へ、前へ。
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道ゆく人が皆、満面の笑みでもって振り返る。小さい小さいぷとたんが、あんよしてる!夕焼け空も、川も、木も、草も、花も、虫も、みーんな万歳!と言っている。
ぷとたん、初めてのお外あんよ。
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