続「田舎暮らしもほどほどに:大長谷週末寄寓人」
平日限定嫁綴り。 週末はのどかな山村・大長谷のクラインガルテンにて帰農し,平日は立山仰ぐ富山にで過ごす。 二重生活を送る一家のヨメが綴る,有閑かつエキサイティングな日々。
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昔、農家のお宅に暫くお世話になっていた時期がある。
小さい田舎の村の、そのまた田舎で牧畜と農業を細々されていたお宅で、村の中でも特に細々とつましく暮されていた。
ある日そのお宅のお母さんが何やらニコニコと繕い物をしていた。穴が空くまで擦り切れた靴下。その靴下に木製のボールを入れ穴に当て、丁寧にチクチクしている。殆ど廃棄寸前な穴あき靴下は果たして、お母さんの見事な手さばきと愛情を持ってして蘇った。その仕上がりは、どうしてどうして、素朴に美しく、温かだったのを今でも覚えている。
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ぷとたんの熱と咳がスッキリせず、グッタリしている。やっと昼寝させている間に、10年ほど愛用しているシャツを繕う。肘にぽっかり穴の空いてしまったシャツは、むかし旦那さんに北海道の駅前で買ってもらったものだ。
あんときゃまだ少年も赤ん坊もいなくって、ウキウキ小樽を散歩したよなぁとニヤニヤし乍ら繕ったら、どうしてどうして。ほら、まだ着れる。

小さい田舎の村の、そのまた田舎で牧畜と農業を細々されていたお宅で、村の中でも特に細々とつましく暮されていた。
ある日そのお宅のお母さんが何やらニコニコと繕い物をしていた。穴が空くまで擦り切れた靴下。その靴下に木製のボールを入れ穴に当て、丁寧にチクチクしている。殆ど廃棄寸前な穴あき靴下は果たして、お母さんの見事な手さばきと愛情を持ってして蘇った。その仕上がりは、どうしてどうして、素朴に美しく、温かだったのを今でも覚えている。
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ぷとたんの熱と咳がスッキリせず、グッタリしている。やっと昼寝させている間に、10年ほど愛用しているシャツを繕う。肘にぽっかり穴の空いてしまったシャツは、むかし旦那さんに北海道の駅前で買ってもらったものだ。
あんときゃまだ少年も赤ん坊もいなくって、ウキウキ小樽を散歩したよなぁとニヤニヤし乍ら繕ったら、どうしてどうして。ほら、まだ着れる。
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