続「田舎暮らしもほどほどに:大長谷週末寄寓人」
平日限定嫁綴り。 週末はのどかな山村・大長谷のクラインガルテンにて帰農し,平日は立山仰ぐ富山にで過ごす。 二重生活を送る一家のヨメが綴る,有閑かつエキサイティングな日々。
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四十台の男性が十人いたら、そのうちの一人。
四十台の女性が十人いたら、そのうちの五人。
最近特に夕方以降の目の疲れとかすみが気になって眼科へ、
典型的なドライアイだと言われた。
先生「そのうち口も乾いてきてねぇ」
たんこ「はあ」
先「まあ、枯れてきたって、奴ですな。ほッほッほッ。」
た「あははははははーーーッ!」
と、白く立ち枯れた白樺風情の御老人(センセイ)に朗らかに言われた、枯れたんこデス☆
願わくば、この御老人のように綺麗に枯れたい。
-------------------
先日の節分。
我が家では旦那さんちの慣習を継承していて、鬼は外福は内したあとに数え歳分の福豆を食べ、その他に同じ数の福豆を銘々が紙に包み、其れで身体中の厄除けしたい箇所にポンポンと当てて「頭が…云々。脚が…云々。目尻の皺…云々」と節操のない御願いをする。
四人分の厄。
りん「コレドーシマショ、カアタン」
母「ガオーさんに、踏んで貰おうね。行くよ。」
りん「…イ…イヤーーーーーッ!イヤイヤッ!」
泣いて嫌がる幼女を無理矢理引き摺って、四辻へ。
固まっている小さい背中。
陰陽師の頃より、クロスロードは魑魅魍魎の通り道なのだそうだ。
その四辻に例の豆を置き、魑魅魍魎なる方々に厄をドスンドスンと踏み潰して頂くわけ。
「あ…キタキターーーーッ!ガオーさんッ!ドスン、ドスン、ドスン…おッ!あっちからも。ドッシーーン、ドッシーーーン…あ、いっちゃった。」
更に固まり蒼ざめる幼女を横目に、豆を確認するふりをし乍ら、そっと豆を潰す母。
「ホラ☆ガオーさんが踏んづけてったお☆」
失神(失禁)寸前。目に見えぬ物ほど怖いものは無い。
昔は道路も舗装されてなかったし、そのまんま四辻にばら撒いときゃヨカッたらしいが、もうこの御時世。後始末はカラスでなくイタチ川の住人(コイとウグイ)にお任せする。
ゴベンね☆結構、厄ついてっけど☆
-------------------
先日、ちょいとチビ共を見て貰える時間があって、旦那さんとギターピック買いに近所の商店街へ行ったのだった。
そそくさ用事を済ませ、飛び込む先は某焼き鳥店。
小さなひなびた店内で、ささやかに生ビールのジョッキを掲げ、アテに赤ウインナー串と鳥皮。
ホッコホッコ笑顔で麦酒を啜るささやかな二人の、最近専らの話題は「如何にして枯れるか」だ。
くぅぅぅーーーーッ!とあっという間にジョッキを空にし、もう一杯いけるかどうか聞かれて咄嗟に「あと、15分」。15分かよーーーッ!ゲヘヘヘヘ☆と赤ウインナーにカラシ乗っけた奴(コレが旨い)ですっかり大満足の、幸せハードルがごく低い夫婦。設定は出来れば、低いほうがいい。
特急で追加注文した唐揚げ(コレがまた超旨い)でもう一杯、サクッと店を後にして二歳と九歳が待つ部屋へと急ぐ。この身は枯れつつあっても、下はまだ二歳。もうちょっと枯れ止まらねば、と思いつつも、早く二人して枯れたいと思わずにはいられない冬の夕暮れ時であった。赤ウインナー最高。
四十台の女性が十人いたら、そのうちの五人。
最近特に夕方以降の目の疲れとかすみが気になって眼科へ、
典型的なドライアイだと言われた。
先生「そのうち口も乾いてきてねぇ」
たんこ「はあ」
先「まあ、枯れてきたって、奴ですな。ほッほッほッ。」
た「あははははははーーーッ!」
と、白く立ち枯れた白樺風情の御老人(センセイ)に朗らかに言われた、枯れたんこデス☆
願わくば、この御老人のように綺麗に枯れたい。
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先日の節分。
我が家では旦那さんちの慣習を継承していて、鬼は外福は内したあとに数え歳分の福豆を食べ、その他に同じ数の福豆を銘々が紙に包み、其れで身体中の厄除けしたい箇所にポンポンと当てて「頭が…云々。脚が…云々。目尻の皺…云々」と節操のない御願いをする。
四人分の厄。
りん「コレドーシマショ、カアタン」
母「ガオーさんに、踏んで貰おうね。行くよ。」
りん「…イ…イヤーーーーーッ!イヤイヤッ!」
泣いて嫌がる幼女を無理矢理引き摺って、四辻へ。
固まっている小さい背中。
陰陽師の頃より、クロスロードは魑魅魍魎の通り道なのだそうだ。
その四辻に例の豆を置き、魑魅魍魎なる方々に厄をドスンドスンと踏み潰して頂くわけ。
「あ…キタキターーーーッ!ガオーさんッ!ドスン、ドスン、ドスン…おッ!あっちからも。ドッシーーン、ドッシーーーン…あ、いっちゃった。」
更に固まり蒼ざめる幼女を横目に、豆を確認するふりをし乍ら、そっと豆を潰す母。
「ホラ☆ガオーさんが踏んづけてったお☆」
失神(失禁)寸前。目に見えぬ物ほど怖いものは無い。
昔は道路も舗装されてなかったし、そのまんま四辻にばら撒いときゃヨカッたらしいが、もうこの御時世。後始末はカラスでなくイタチ川の住人(コイとウグイ)にお任せする。
ゴベンね☆結構、厄ついてっけど☆
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先日、ちょいとチビ共を見て貰える時間があって、旦那さんとギターピック買いに近所の商店街へ行ったのだった。
そそくさ用事を済ませ、飛び込む先は某焼き鳥店。
小さなひなびた店内で、ささやかに生ビールのジョッキを掲げ、アテに赤ウインナー串と鳥皮。
ホッコホッコ笑顔で麦酒を啜るささやかな二人の、最近専らの話題は「如何にして枯れるか」だ。
くぅぅぅーーーーッ!とあっという間にジョッキを空にし、もう一杯いけるかどうか聞かれて咄嗟に「あと、15分」。15分かよーーーッ!ゲヘヘヘヘ☆と赤ウインナーにカラシ乗っけた奴(コレが旨い)ですっかり大満足の、幸せハードルがごく低い夫婦。設定は出来れば、低いほうがいい。
特急で追加注文した唐揚げ(コレがまた超旨い)でもう一杯、サクッと店を後にして二歳と九歳が待つ部屋へと急ぐ。この身は枯れつつあっても、下はまだ二歳。もうちょっと枯れ止まらねば、と思いつつも、早く二人して枯れたいと思わずにはいられない冬の夕暮れ時であった。赤ウインナー最高。
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