続「田舎暮らしもほどほどに:大長谷週末寄寓人」
平日限定嫁綴り。 週末はのどかな山村・大長谷のクラインガルテンにて帰農し,平日は立山仰ぐ富山にで過ごす。 二重生活を送る一家のヨメが綴る,有閑かつエキサイティングな日々。
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「そっちは台風凄いでしょう?子供たち大丈夫?」
うん、凄いよ〜。今、山。
「…や…やっぱり山行ってたのッ!!」
二本の電話(双方の母より)、 敬老の日の朝。いくつになっても甘えんぼ♪(わかる方は振り付きで)
-----------------
台風18号。シラナカタヨ〜。
特に西の方は大変だったとか…お見舞い申し上げます。
三連休でのんびりお山でルンラルンラして、最終日に昼頃少年が敬老イベントで学校に休日出勤だッつんで、やおら下山しようと思ったら…凄い雨風。
敬老イベントで老人怪我続出…中止じゃね?てかこれ、下山できないんじゃね?
と、そこに友人から連絡二本。
一本は町の住人→今日のイベント中止だってよーーー。
もう一本は山の住人→村から出る二本の道、総て封鎖だってよーーー。
ソウデスカ。じゃあ、もうちっとゆっくり寝て…封鎖…エーーーーーッ!!
土砂崩れの為、山村完全封鎖。
初の孤立集落入りに、一家騒然…と、急に鼻息荒くなり始めるムスコと私(似たもの同士)。
冷静な旦那さんといつもと変わらぬポンポコリンのムスメ(似たもの同士)を他所に、二人でハアハア言いながら食料庫を物色。
ママッ!!お茶漬けの素があるでアリマスッ☆
カレーもあるぞッ!!ゴーヤとランチョンミートでチャンプルーだッ!米はあるッ!!山は備蓄が多いばい、ハハハハッ!!
肩をくみくみ、ワキワキする二人に注がれる、もう二人の冷静沈着な眼。
ひとまず緊急時はパスタ。
やおら鍋に水を汲もうとしたその時、問題発生。蛇口の水が土砂の影響でマッチャイロ…
山の水は沢から引いてる為、枯れる事は無いという自信が、水の備蓄ゼロという事態を引き起こす。水…大事ですねえ…しみじみ…。
パスタも米もダメじゃんかッ!
ワーワー言ってる二人に旦那さんの冷静な声。
「山荘いこか」
隣の山荘には電話をくれたメガネと、前の晩から大阪から来て本日お帰り予定の山荘シェフの友達と、当のシェフがたまたま村に取り残されていた。山荘の主人は八尾町の入り口で通行止めにあって入山できない。
水はタンクに引いてあったので、厨房を借りてパスタを茹でる。
水、大事ですねぇ。ありがてぇ。
外は大雨暴風でも孤立集落でも、お腹いっぱいになれば大丈夫。
ママーのミートソースは、災害時にその旨さの本領を発揮する。ママーッ!
メガネに珈琲入れて貰って天候回復と道路復旧を待つ。
何故かここでもワキワキしていた山荘シェフとその友達と一緒に、子供らはオカシ食べ食べカードゲーム。
緊急時にこそ、人と人とが寄り添うあったかさを知る
と、そこに村の兄さんが「片方はもうダメだ、もう一本はあちこち崩れてるけど、四駆なら行けるぞ」
あちこち崩れてるけどって…
ワキワキしたシェフが用意してくれた万が一の非常食茹でトウモロコシとスコップを積んで、車二台で下山。途中、太い木が根こそぎ倒れてたり、湧き水の出てる崖が道路側にドサッと崩れてる所を何度かタイヤでふみふみ、無事下山。
下りるともう、台風一過の穏やかな空。
水とママー・パスタソースと人肌のあったかさの大切さを知った、一時孤立集落でした。
うん、凄いよ〜。今、山。
「…や…やっぱり山行ってたのッ!!」
二本の電話(双方の母より)、 敬老の日の朝。いくつになっても甘えんぼ♪(わかる方は振り付きで)
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台風18号。シラナカタヨ〜。
特に西の方は大変だったとか…お見舞い申し上げます。
三連休でのんびりお山でルンラルンラして、最終日に昼頃少年が敬老イベントで学校に休日出勤だッつんで、やおら下山しようと思ったら…凄い雨風。
敬老イベントで老人怪我続出…中止じゃね?てかこれ、下山できないんじゃね?
と、そこに友人から連絡二本。
一本は町の住人→今日のイベント中止だってよーーー。
もう一本は山の住人→村から出る二本の道、総て封鎖だってよーーー。
ソウデスカ。じゃあ、もうちっとゆっくり寝て…封鎖…エーーーーーッ!!
土砂崩れの為、山村完全封鎖。
初の孤立集落入りに、一家騒然…と、急に鼻息荒くなり始めるムスコと私(似たもの同士)。
冷静な旦那さんといつもと変わらぬポンポコリンのムスメ(似たもの同士)を他所に、二人でハアハア言いながら食料庫を物色。
ママッ!!お茶漬けの素があるでアリマスッ☆
カレーもあるぞッ!!ゴーヤとランチョンミートでチャンプルーだッ!米はあるッ!!山は備蓄が多いばい、ハハハハッ!!
肩をくみくみ、ワキワキする二人に注がれる、もう二人の冷静沈着な眼。
ひとまず緊急時はパスタ。
やおら鍋に水を汲もうとしたその時、問題発生。蛇口の水が土砂の影響でマッチャイロ…
山の水は沢から引いてる為、枯れる事は無いという自信が、水の備蓄ゼロという事態を引き起こす。水…大事ですねえ…しみじみ…。
パスタも米もダメじゃんかッ!
ワーワー言ってる二人に旦那さんの冷静な声。
「山荘いこか」
隣の山荘には電話をくれたメガネと、前の晩から大阪から来て本日お帰り予定の山荘シェフの友達と、当のシェフがたまたま村に取り残されていた。山荘の主人は八尾町の入り口で通行止めにあって入山できない。
水はタンクに引いてあったので、厨房を借りてパスタを茹でる。
水、大事ですねぇ。ありがてぇ。
外は大雨暴風でも孤立集落でも、お腹いっぱいになれば大丈夫。
ママーのミートソースは、災害時にその旨さの本領を発揮する。ママーッ!
メガネに珈琲入れて貰って天候回復と道路復旧を待つ。
何故かここでもワキワキしていた山荘シェフとその友達と一緒に、子供らはオカシ食べ食べカードゲーム。
緊急時にこそ、人と人とが寄り添うあったかさを知る
と、そこに村の兄さんが「片方はもうダメだ、もう一本はあちこち崩れてるけど、四駆なら行けるぞ」
あちこち崩れてるけどって…
ワキワキしたシェフが用意してくれた万が一の非常食茹でトウモロコシとスコップを積んで、車二台で下山。途中、太い木が根こそぎ倒れてたり、湧き水の出てる崖が道路側にドサッと崩れてる所を何度かタイヤでふみふみ、無事下山。
下りるともう、台風一過の穏やかな空。
水とママー・パスタソースと人肌のあったかさの大切さを知った、一時孤立集落でした。
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