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続「田舎暮らしもほどほどに:大長谷週末寄寓人」 平日限定嫁綴り。 週末はのどかな山村・大長谷のクラインガルテンにて帰農し,平日は立山仰ぐ富山にで過ごす。      二重生活を送る一家のヨメが綴る,有閑かつエキサイティングな日々。
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いや〜,寒いですね。冬ですね。皆様如何お過ごしでせうか。

お山では木々が葉を落とし,草木は既にヘタンっと力と色を失ってすっかり冬景色。
渋みを増した12月の里山で,探しております。
何を?

春でんがな。

ちべたい川のせせらぎ近くには,この時期春が目を覚ますのですよ。

蕗のとう!初取りはこの時期ッ!去年と同じ場所です。
昨年はもう雪がふっとってのう・・草勢も落ち着いとったから川べりでも散策すべぇと分け入ったら見つけたんじゃ。コレを逃すと,もう来年の4月までお預けなんじゃ。

ついでに酒のアテも。コレ,何だか判りますかね。

山藤の実!

もう乾いてて,固くて,いい塩梅。採っとくれ。

美味くて,カラダの毒出しに良し。
(藤の実に関しては,姉妹ブログ「大長谷週末寄寓人」参照)

そんなこんなで,収穫。

蕗のとうの,なんと鮮やかな翠!冬支度最中の枯れた大地に一際鮮やか。
岩陰からひょっこり顔なんて出されると
「ふ・・・・ふきちゃんッ!むぎゅッ!」と抱きしめたくなりますね。
蕗のとうは,間違いなく女の子ですね。おかっぱの。

ふきちゃんは,この時期の初物が一番美味しい。薫りがまず良く,姿形もふっくらしていて良くしまってる。これを汁の実にしてみ。悶絶するから。これをサっと茹でて微塵切りにしたのんをオリーブ油とマヨネーズで和えて,生ハムの上にのっけてみ。やはり悶絶しますから。あぁ,ふきちゃん,今年も逢えてよかったよ・・・・。

畑も,やることはもうほとんど無し。
残った冬野菜を細々食べたり,保存食にしたり。

大根は葉付きのまま収穫して,軒下に干して漬け物になり,長く白い冬の間の貴重な保存野菜になります。

もうすぐ手も足も出なくなる!
自然が圧倒的に勝利する静寂が,すぐそこまできている!

さ,急いで!急いで!

雪が降り積もる前に!

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「さぁ がんばろうぜ!
 負けるなよ 
 そうさお前の輝きはいつだって
 オレの宝物」
(エレファントカシマシ「俺たちの明日」)


今年何度目になるかしらん,マイノリスク(過去ログ参照)製ボルシチ登場。 

今回は気合いが入ります。
大きな鍋でたんまりたんまり作る。何せ,7人前+大型トトロ1匹分。
作りながら,給食のおばちゃん気分。うん,今期最高のボルシチ完成。


4年という歳月は,虫のように小さかった人を少年に変え,姫を女王様に変え,お嬢さんをお母ちゃんに変え,大きいものを更に倍にしたりする。あな不思議。

昔学生さんだった人たちが,週末お山のおうちに来た。

嬉しい嬉しいそんな日は,ボルシチパーティーで決まりッ!!!
か〜んぱーーーーーーーーーーいッ!!!!イエッフ〜ッ!!

人数も人数なので,村上山荘のご主人のご厚意により,広い厨房と座敷をお借りすることに。有り難い事です。

山奥の山荘の周りには,もののけの気配のみ。
更けゆく空に薪ストーブの煙がすぅっと上ってゆく。
誰にも邪魔されないから,あんな話にこんな話。
ほんのすこうし前には,あんなに幼さを残していた青年達が
今はその美しく大人びた顔をストーブの明かりに照らさせている。

大人になるということに,けして諦めないその顔を見ると
何だかとても嬉しくて嬉しくて嬉しくって
ほれ,旦那さんなんて好々爺みたいになっちゃって,
ニコニコしみじみ一人ウォッカ呑み過ぎた。



翌日,運良く大長谷では恒例「そば祭り」が開催。

第23回目っつーのも凄いぞ。
盛況な会場に皆で乱入。新そばの季節ですからね,会場内では蕎麦が打たれ,熊鍋,岩魚の姿焼き,里芋のえごま味噌焼き,赤カブの漬け物など,この美しい里山ならではの郷土料理がズラズラっと並びます。ビバ山里。どれもこれも旨くないはず無し。

美味しかったね。
ありがとう,ありがとう。またきてね!


ついでに可愛い置き土産,ありがとう。チューだ,チュー。



「さあ でかけようぜ!」
 そいで,またおいで。

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週末お世話になっている大長谷村は今,見事な紅葉と茸の季節を迎え,森の熊さんもスキップしていそうな気配が小さな村を包んでおる。


ウキウキしますね!こんがりしてますね!
日本の四季は,ほんとうに美しく,そして正確にやってくる。凄いことです。

村では恒例「秋を食する会」が山荘にて開催。
我等もいそいそとお邪魔する。



黒マイタケご飯に,なめこ・ひらたけ・さつまいも・・・・色んな秋でお膳は一杯。

村の秋の自然の恵みに手を合わせつつ,黄金色に燃え立つやさしい山を眺めてゐた。
なんと贅沢な。万歳ッ!と思ってゐたのだがしかし。

やがて突然に降り出す雨。空は急に暗くなり,冷たい雨が窓を打ち付ける。
はた,と思い出す。そういえば,あの青年はどうしたか。

昨夜おやまのお家に寄寓しに来た山男(エセ)が一人,向かいの山の上まで続く長い長い階段を登りに,おにぎりとお茶だけポケットに入れて出かけていっておった。小学生みたいな事を言う。

少し心配になった旦那さんが車で青年を捜しに。

暫くして,濡れ鼠になった青年が山荘に到着。
小刻みに震えておる。寒いのかと思ったら開口一番。
「熊にあいましたぁあぁぁあッ!!!」「!!!!!!!」

何でも,ルンラルンラと山を登り,上でこしらえてあげた塩にぎりを食し,ルンラルンラしておったら,同じくルンラルンラしておった熊さんと出会い,熊さんはそのまま青年の目の前を全速力で駆け抜けていったそうだ・・・・・・・。



何もなくて本当に良かった・・・・。
周りから「いや〜,運がいいねぇッ!熊にゃめったに逢えないぞ。」と声を掛けられながらプルプルと,やさしい秋の恵みをいただく青年であった。

いや〜ッ!秋は色んなもんがルンラルンラしちゃうんですねぇッ!
いるんですねぇ・・・・。目の前の山ですよ・・・。 
鈴,つけてゆきましょうねぇ・・・。

お知らせ:
本家「週末寄寓人」ブログアップしております。

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週末お世話になっておる,富山市八尾町は,大長谷集落。
長い歴史を有するこの谷には,おじいちゃんに化けた仙人とおばぁちゃんに化けた妖精さん達がおる。

その仙人様や妖精さんたちの囁きに耳を側立てれば,この村に古くから語り継がれておる秘密のパワースポットの情報を得ることができる。
面白いことに,当の本人達にとってその場所は別段秘密裏にしているわけでもなく,生活の一部であるもんだから,その辺の路傍の石と一緒だったりする。ま,仙人と妖精ですから。

今回,われわれが耳にした情報によると,どうやら大長谷は花房地区に棲まう妖精さんが「桂の大木の根っこから渾々と湧き出でる清水」その名も“桂水”に詳しいらしいことをつきとめたのだ。日本昔話なら,その水を大人が飲めば酒に,子供が飲めばジュースになること請け合いだ。これはいかねばならぬ。

で。
早速空のペットボトルを抱え,大長谷集落の入り口山中にある花房地区へ。

家の前で妖精は,真っ白い可憐な小花のような笑顔で待っていて下さった。
我々はそのまま妖精を拉致,桂水の湧く更に山奥まで車を進める。

凄い。崖?道?
怖い。あぁ怖い。大長谷に来て,怖い山道に慣れていると思いこんでおったが,車内の息が白くなる。ただ一人,穏やかに微笑んでいる妖精の眼差しだけが,唯一の救いだ。

花房地区から約5分ほどで清水(しょうず)地区に到着。こんな処に小屋が一軒ある。この小屋の主は小さな大天使,桂水とともに80有余年(大天使暦では不明),たったお一人で清水地区に棲まっておられるのだ。凄い。
とても綺麗なお庭。ちいさいながらも野菜や花が秩序よく植えられている。

小さな大天使は破顔しながら玄関先で待っててくれてゐた。
一目で感激。本当に,山奥なのだ。お一人なのだ。やっぱり大天使としか思えない。
このお宅の裏に,例の桂水が湧き出ているらしい。
チロチロと清水の流るる音。清水があるから清水(しょうず)地区なのか。至極明快。



妖精の案内で,裏山へ。

ここはもうトトロの森。
息を飲む程の碧い苔の絨毯が続く森。木漏れ日が清水に濡れた絨毯を光らせる。
ほう・・・・・・・ッと息ついたそのとき。

で・・・・・・でたーーーーーーーーーッ!!!



どーん。はい,樹齢700年。ごいすー。屋久島かどこかですか,ここは。
この老木が突如として山中に現れるわけです。パワースポットでなくて何なのか。

妖精と霊木。ミステリアス。



桂の木の根っこから湧き出でる清水。怖ろしいほどクリアなその水は,それはそれは清く清潔で,痺れるほどちべたい。




思わず駆け寄り,清水を濁らせぬようつま先立ちながら,両手のお椀で頂く。
甘い。酒だ,もはや酒。上善酒如だ。少年は,ジュースじゃない,と口を尖らせておったが,おぬしまだまだよのう。修行が足らんぞ。

近くにこんな立て札が。



八尾町指定天然記念物なのだそうだ。知らなかったぞ。
この桂水は,ここ清水(しょうず)地区と下の花房地区一帯の「清花(しょうはな)」と呼ばれる,現在は数軒のみを残すこの集落の生活用水となっているそうだ。いいなぁ,豊かだなぁ。
生活用水ですからね,けして余所もんが汚したりしちゃいけないのだ。そおっと,そおっと近づいて,お願いをしてから,手を合わせて少うし分けていただくのだ。

ペットボトル一杯に汲んだ桂水は,どこから見てもなんの混じりけがない。クリアだ。ここを見れてよかった。お水,いただけてよかった。帰ったら,先日別の仙人から頂いた,山で採れた白マイタケをこの水使って炊き込みご飯を炊こう。そうしよう。

「この水があるから,ここから降りないんだよ」
暫し大天使と歓談させていただいた後,丁寧にお礼申し上げて山を下りた。
大天使は破顔しながらいつまでも手をふってくださっていた。
小さな天空の庭に咲く,まるで桜桃の様なふわり丸くて愛らしい花のような人。



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秋植えの野菜の間引きがはじまりました。

ギュウギュウになって苦しそうな所を摘んであげて、呼吸を楽にしてあげる。

摘んだ葉っぱは、捨てずに綺麗に洗って根っこを取ってやれば、「すぐり菜」になり、お浸しにして食べるとどんだけ旨いか!栄養もタップリだしね。

お湯に放すとクタッと小さくなるものの、ギュッと絞って鰹ぶしとポン酢で食すと、歯ごたえも残り、キャピキャピした味が可愛く美味しい!

野菜はほんと、無駄なく旨しッ!

今夜は辛み大根のすぐり菜のお浸しで一杯やらう。



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