続「田舎暮らしもほどほどに:大長谷週末寄寓人」
平日限定嫁綴り。 週末はのどかな山村・大長谷のクラインガルテンにて帰農し,平日は立山仰ぐ富山にで過ごす。 二重生活を送る一家のヨメが綴る,有閑かつエキサイティングな日々。
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先週水曜日の少年の入学式にはまだ蕾だった家の前の桜も、あっという間に開花。
我が家を一歩出ると、週末の温かい日差しにほころんだ9分咲きの老桜並木の下には桜見に集まった富山市民がワラワラと集まっている。
見事な薄桃色の花弁を仰ぎ見ながら酒を呑んでいるおじいさん。その横の川べりで稚魚を狙って佇む白サギが一羽。
自粛ムードで、今年は全国チンドンコンクールも中止。いたち川べりのちょうちんも夜は電気が消える。
でもやっぱり、どんなときでも桜は春になったらキチンと咲くし、その下にはイヌも子供もじいさんばあさんも笑顔だ。やっぱいいな、春は。
で。
無事に小学校へ入学できた我が家の少年。
初日からモッ凄い気合いで早起きし「きょうから、おしりは自分でふきます」宣言まで飛び出した、我が家の“もう小学生”。
恒例の。
ハイッ!週末に合わせて、発熱&嘔吐開始〓てへ〓
…やな予感したんだよな。モッ凄い張り切ってもんな、小学校。
果たして、本日登校三日目にして、病欠ッ〓えへ〓
ということで「きょうからじゅぎょうなんに…きゅうしょくマーボドーフなんに…」と凹みつつ、布団の中の少年の春に幸あれ。本当に生きづらい男である。
我が家を一歩出ると、週末の温かい日差しにほころんだ9分咲きの老桜並木の下には桜見に集まった富山市民がワラワラと集まっている。
見事な薄桃色の花弁を仰ぎ見ながら酒を呑んでいるおじいさん。その横の川べりで稚魚を狙って佇む白サギが一羽。
自粛ムードで、今年は全国チンドンコンクールも中止。いたち川べりのちょうちんも夜は電気が消える。
でもやっぱり、どんなときでも桜は春になったらキチンと咲くし、その下にはイヌも子供もじいさんばあさんも笑顔だ。やっぱいいな、春は。
で。
無事に小学校へ入学できた我が家の少年。
初日からモッ凄い気合いで早起きし「きょうから、おしりは自分でふきます」宣言まで飛び出した、我が家の“もう小学生”。
恒例の。
ハイッ!週末に合わせて、発熱&嘔吐開始〓てへ〓
…やな予感したんだよな。モッ凄い張り切ってもんな、小学校。
果たして、本日登校三日目にして、病欠ッ〓えへ〓
ということで「きょうからじゅぎょうなんに…きゅうしょくマーボドーフなんに…」と凹みつつ、布団の中の少年の春に幸あれ。本当に生きづらい男である。
♪正月さん 正月さん どこまでこられた
くるくる山の下までこられた お土産なんじゃ
かやや かちぐり ゆずり葉や たらも
まゆ玉ふって こられた♪
富山近辺で歌われている,童歌である。
ご年配の方に伺うと,「くるくる山」ってのは良く解らないのだが,「ゆずり葉」ってのは正月の鏡餅の下に二枚ひく葉っぱの事で,「たらも」ってのはその「ゆずり葉」の間から下に垂らす藻状の海藻のことなのだそうだ。
まゆ玉ってのは,これだ。

これは北陸ではよく見られる,正月飾り。
本来はまゆ玉が柳の枝にくっついているものなのだそうだが,それが土地によっては餅だったり,画像のような米粉で作ったものだったりするそうだ。飛騨なんかではまだ,まゆ玉なんだそうだ。
太平洋側でも静岡なんかいくと,こんな紅白の丸い餅を枝に刺して,おたきあげのドンド焼きの火に焙って食すらしい。面白いね。
正月文化って,ほんと興味深い。
それぞれ地方色が強くって,土地土地で色々と混ざり合って,しかもそれはみんな口伝で。私は東の人間なので,雑煮一つとっても,西側の旦那さんの知っている正月とは全然違うし,ましてや正月にまつわる細かい習慣なんて,面白くってたまらない。
東オンナに京オトコ,その間に出てきたのは本人も胸張って申すように,富山ッ子だ。家庭内トリリンガル。
明日は少年の古典的幼稚園で「まゆ玉福引き会」なる地方行事が催される。
幼稚園に正月以来飾られていた,米粉でできた「まゆ玉」の中にクジが入っていて,引いた番号のお年玉(おもちゃ)が当たるのだ。ムネムネ。
明日が楽しみで,帰り道に雪遊びしながら少年が,「正月さん」の歌を歌う。

「正月」を「さん」付けで呼ぶのは,西っぽい理由だろう。
例えば店名を「◎◎さん」って呼ぶような。
何故か富山ッ子となった我が少年にとっては,正月ってのはくるくる山の方からやってきて,なにやらわくわくするようなお土産と,でっかいまゆ玉を背負ってくるっていう,怪しくも恵比寿様っぽいイメージで定着してくんだろうなァ・・・。
ま,それもヨシ。
くるくる山の下までこられた お土産なんじゃ
かやや かちぐり ゆずり葉や たらも
まゆ玉ふって こられた♪
富山近辺で歌われている,童歌である。
ご年配の方に伺うと,「くるくる山」ってのは良く解らないのだが,「ゆずり葉」ってのは正月の鏡餅の下に二枚ひく葉っぱの事で,「たらも」ってのはその「ゆずり葉」の間から下に垂らす藻状の海藻のことなのだそうだ。
まゆ玉ってのは,これだ。
これは北陸ではよく見られる,正月飾り。
本来はまゆ玉が柳の枝にくっついているものなのだそうだが,それが土地によっては餅だったり,画像のような米粉で作ったものだったりするそうだ。飛騨なんかではまだ,まゆ玉なんだそうだ。
太平洋側でも静岡なんかいくと,こんな紅白の丸い餅を枝に刺して,おたきあげのドンド焼きの火に焙って食すらしい。面白いね。
正月文化って,ほんと興味深い。
それぞれ地方色が強くって,土地土地で色々と混ざり合って,しかもそれはみんな口伝で。私は東の人間なので,雑煮一つとっても,西側の旦那さんの知っている正月とは全然違うし,ましてや正月にまつわる細かい習慣なんて,面白くってたまらない。
東オンナに京オトコ,その間に出てきたのは本人も胸張って申すように,富山ッ子だ。家庭内トリリンガル。
明日は少年の古典的幼稚園で「まゆ玉福引き会」なる地方行事が催される。
幼稚園に正月以来飾られていた,米粉でできた「まゆ玉」の中にクジが入っていて,引いた番号のお年玉(おもちゃ)が当たるのだ。ムネムネ。
明日が楽しみで,帰り道に雪遊びしながら少年が,「正月さん」の歌を歌う。
「正月」を「さん」付けで呼ぶのは,西っぽい理由だろう。
例えば店名を「◎◎さん」って呼ぶような。
何故か富山ッ子となった我が少年にとっては,正月ってのはくるくる山の方からやってきて,なにやらわくわくするようなお土産と,でっかいまゆ玉を背負ってくるっていう,怪しくも恵比寿様っぽいイメージで定着してくんだろうなァ・・・。
ま,それもヨシ。