続「田舎暮らしもほどほどに:大長谷週末寄寓人」
平日限定嫁綴り。 週末はのどかな山村・大長谷のクラインガルテンにて帰農し,平日は立山仰ぐ富山にで過ごす。 二重生活を送る一家のヨメが綴る,有閑かつエキサイティングな日々。
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お山のおうちのお隣の、外釜に槇が赤く燃えているのが合図。
「今日はピザ焼いてるよ!」
ピザ釜は槇を何本もくべて長いこと焼き続けなけりゃ、熱くならない。
だから毎日ピザが食べられる訳じゃない。
ピザ好きのウチのウ蔵とムゾ子は、ピザ釜に火が灯っているのを目撃するやいなや「ピザ、ピザ、ピザーーッ!!」とシュプレヒコールをあげる。
ピザ釜の火を確認するムゾ子。
近寄るとかなり熱い。
ピザ釜の番人(番犬)ハルも確認。
余りの熱さでグッタリ茹だってることもしばしば。ばんがれ、ハルッちん。
ピザ生地をのばすシェフ。
ピザ台の縁を使って重力かけて薄くのばすのね。
薄いクラストは熱い石窯の熱と裏山の槇で、あっという間にパリッと香ばしく焼ける。
魔法だね。
みんな大好き、マルゲリータ!ボナペティ〜!
村のトマトを使ったトマトソースは絶品。今週末に少年が落としていた麦の種が来年実ったら、純大長谷産のピッツアが食べれるだろう。まさに贅沢!
このピザ目掛けて友人姉妹もお山にやって来た。前日に旦那様がご来店、ピザの美味しさに思わず留守番の妻への手土産にピザをテイクアウトしたものの…やっぱ焼き立てでしょ、という事で。やっぱ焼き立てっしょ!
ムゾ子の彼氏も一緒に来た。ピーカン晴れに雨傘を手放さないムゾ子と、一歩引き気味の彼氏…
さてこちらは…ん?
火の消えた夜のピザ釜に、フランスパン一本…
友人に頂いていた「Chez.Takagi」のバゲット、予熱を借りてパリッと焼いてます。なぜなーーらーーー。
今夜はボルシチだから!いえーーーーーッ!!
今季二度目のボルシチは、牛スネと牛モモブロックをドンと使ってスープストックをとった、本格レストラン仕様。やっぱ旨いボルシチには肉に金の糸目をつけちゃならねぇ、コレが正解。タップリ作ったので、少年が参加していた飲み会「月見の宴」にお福分けさせて頂いた。お陰でお福分け返しにチーズやら何やらおツマミもワラシベ長者る。皆様、ボルシチどーでした?
ご回答付きのワラシベ・ワインGET☆
悦んでいただけたようで…メグシェフ、グラッツェ☆
「今日はピザ焼いてるよ!」
ピザ釜は槇を何本もくべて長いこと焼き続けなけりゃ、熱くならない。
だから毎日ピザが食べられる訳じゃない。
ピザ好きのウチのウ蔵とムゾ子は、ピザ釜に火が灯っているのを目撃するやいなや「ピザ、ピザ、ピザーーッ!!」とシュプレヒコールをあげる。
ピザ釜の火を確認するムゾ子。
近寄るとかなり熱い。
ピザ釜の番人(番犬)ハルも確認。
余りの熱さでグッタリ茹だってることもしばしば。ばんがれ、ハルッちん。
ピザ生地をのばすシェフ。
ピザ台の縁を使って重力かけて薄くのばすのね。
薄いクラストは熱い石窯の熱と裏山の槇で、あっという間にパリッと香ばしく焼ける。
魔法だね。
みんな大好き、マルゲリータ!ボナペティ〜!
村のトマトを使ったトマトソースは絶品。今週末に少年が落としていた麦の種が来年実ったら、純大長谷産のピッツアが食べれるだろう。まさに贅沢!
このピザ目掛けて友人姉妹もお山にやって来た。前日に旦那様がご来店、ピザの美味しさに思わず留守番の妻への手土産にピザをテイクアウトしたものの…やっぱ焼き立てでしょ、という事で。やっぱ焼き立てっしょ!
ムゾ子の彼氏も一緒に来た。ピーカン晴れに雨傘を手放さないムゾ子と、一歩引き気味の彼氏…
さてこちらは…ん?
火の消えた夜のピザ釜に、フランスパン一本…
友人に頂いていた「Chez.Takagi」のバゲット、予熱を借りてパリッと焼いてます。なぜなーーらーーー。
今夜はボルシチだから!いえーーーーーッ!!
今季二度目のボルシチは、牛スネと牛モモブロックをドンと使ってスープストックをとった、本格レストラン仕様。やっぱ旨いボルシチには肉に金の糸目をつけちゃならねぇ、コレが正解。タップリ作ったので、少年が参加していた飲み会「月見の宴」にお福分けさせて頂いた。お陰でお福分け返しにチーズやら何やらおツマミもワラシベ長者る。皆様、ボルシチどーでした?
ご回答付きのワラシベ・ワインGET☆
悦んでいただけたようで…メグシェフ、グラッツェ☆
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昨晩入山、夜は15℃前後で朝からピーカン晴れ。
少年は早朝から握り飯持って、タイチョー代理の肩書きでお仲間と、白木峰山頂までアタック。先程無事下山、これから兄ちゃん達と風呂に行って、夜から川で箱眼鏡とライトでカジカ突き、其の侭月見宴で午前様コースだそうだ。お前一体何歳だ。
我々のらくら夫婦は昼に釜焼きマルゲリータで一杯呑んだら、もう日中の高温にやられて、オムツと其の侭昼寝。
未だ起きる気配の無い大股開きのオムツと旦那さんを横目に、こちとらもう既に巨大鍋でボルシチ作り終えておる。今回は良いビーツと良い肉で作ったレストラン仕様、タップリ仕込んだので今夜の宴に差し入れする(ほんとーにムスコがおせわになりっ放しで…)。
この時間、風はうっすら涼しくなり、トンボで一杯の空は茜、夕闇迫る山肌にはもう黄色や赤の秋がチラホラおちている。なんと美しい。
虫もいないし、声のやたらでかい少年もいねぇし、反抗期オムツも夢の中。
窓辺にコーヒー、アテは友人差し入れ・「Chez?Takagi」のラスクとかりんとう(コレがほんとに旨い…snowちゃん、ありがとーー!)。
この連休中、天気の大幅な変動はなさそうだ。さ、あと二日!皆様良い秋分の連休を!
シャボン玉をおそらに飛ばせるようになったオムツ。でも半分は吸ってる。
少年は早朝から握り飯持って、タイチョー代理の肩書きでお仲間と、白木峰山頂までアタック。先程無事下山、これから兄ちゃん達と風呂に行って、夜から川で箱眼鏡とライトでカジカ突き、其の侭月見宴で午前様コースだそうだ。お前一体何歳だ。
我々のらくら夫婦は昼に釜焼きマルゲリータで一杯呑んだら、もう日中の高温にやられて、オムツと其の侭昼寝。
未だ起きる気配の無い大股開きのオムツと旦那さんを横目に、こちとらもう既に巨大鍋でボルシチ作り終えておる。今回は良いビーツと良い肉で作ったレストラン仕様、タップリ仕込んだので今夜の宴に差し入れする(ほんとーにムスコがおせわになりっ放しで…)。
この時間、風はうっすら涼しくなり、トンボで一杯の空は茜、夕闇迫る山肌にはもう黄色や赤の秋がチラホラおちている。なんと美しい。
虫もいないし、声のやたらでかい少年もいねぇし、反抗期オムツも夢の中。
窓辺にコーヒー、アテは友人差し入れ・「Chez?Takagi」のラスクとかりんとう(コレがほんとに旨い…snowちゃん、ありがとーー!)。
この連休中、天気の大幅な変動はなさそうだ。さ、あと二日!皆様良い秋分の連休を!
シャボン玉をおそらに飛ばせるようになったオムツ。でも半分は吸ってる。
「そっちは台風凄いでしょう?子供たち大丈夫?」
うん、凄いよ〜。今、山。
「…や…やっぱり山行ってたのッ!!」
二本の電話(双方の母より)、 敬老の日の朝。いくつになっても甘えんぼ♪(わかる方は振り付きで)
-----------------
台風18号。シラナカタヨ〜。
特に西の方は大変だったとか…お見舞い申し上げます。
三連休でのんびりお山でルンラルンラして、最終日に昼頃少年が敬老イベントで学校に休日出勤だッつんで、やおら下山しようと思ったら…凄い雨風。
敬老イベントで老人怪我続出…中止じゃね?てかこれ、下山できないんじゃね?
と、そこに友人から連絡二本。
一本は町の住人→今日のイベント中止だってよーーー。
もう一本は山の住人→村から出る二本の道、総て封鎖だってよーーー。
ソウデスカ。じゃあ、もうちっとゆっくり寝て…封鎖…エーーーーーッ!!
土砂崩れの為、山村完全封鎖。
初の孤立集落入りに、一家騒然…と、急に鼻息荒くなり始めるムスコと私(似たもの同士)。
冷静な旦那さんといつもと変わらぬポンポコリンのムスメ(似たもの同士)を他所に、二人でハアハア言いながら食料庫を物色。
ママッ!!お茶漬けの素があるでアリマスッ☆
カレーもあるぞッ!!ゴーヤとランチョンミートでチャンプルーだッ!米はあるッ!!山は備蓄が多いばい、ハハハハッ!!
肩をくみくみ、ワキワキする二人に注がれる、もう二人の冷静沈着な眼。
ひとまず緊急時はパスタ。
やおら鍋に水を汲もうとしたその時、問題発生。蛇口の水が土砂の影響でマッチャイロ…
山の水は沢から引いてる為、枯れる事は無いという自信が、水の備蓄ゼロという事態を引き起こす。水…大事ですねえ…しみじみ…。
パスタも米もダメじゃんかッ!
ワーワー言ってる二人に旦那さんの冷静な声。
「山荘いこか」
隣の山荘には電話をくれたメガネと、前の晩から大阪から来て本日お帰り予定の山荘シェフの友達と、当のシェフがたまたま村に取り残されていた。山荘の主人は八尾町の入り口で通行止めにあって入山できない。
水はタンクに引いてあったので、厨房を借りてパスタを茹でる。
水、大事ですねぇ。ありがてぇ。
外は大雨暴風でも孤立集落でも、お腹いっぱいになれば大丈夫。
ママーのミートソースは、災害時にその旨さの本領を発揮する。ママーッ!
メガネに珈琲入れて貰って天候回復と道路復旧を待つ。
何故かここでもワキワキしていた山荘シェフとその友達と一緒に、子供らはオカシ食べ食べカードゲーム。
緊急時にこそ、人と人とが寄り添うあったかさを知る
と、そこに村の兄さんが「片方はもうダメだ、もう一本はあちこち崩れてるけど、四駆なら行けるぞ」
あちこち崩れてるけどって…
ワキワキしたシェフが用意してくれた万が一の非常食茹でトウモロコシとスコップを積んで、車二台で下山。途中、太い木が根こそぎ倒れてたり、湧き水の出てる崖が道路側にドサッと崩れてる所を何度かタイヤでふみふみ、無事下山。
下りるともう、台風一過の穏やかな空。
水とママー・パスタソースと人肌のあったかさの大切さを知った、一時孤立集落でした。
うん、凄いよ〜。今、山。
「…や…やっぱり山行ってたのッ!!」
二本の電話(双方の母より)、 敬老の日の朝。いくつになっても甘えんぼ♪(わかる方は振り付きで)
-----------------
台風18号。シラナカタヨ〜。
特に西の方は大変だったとか…お見舞い申し上げます。
三連休でのんびりお山でルンラルンラして、最終日に昼頃少年が敬老イベントで学校に休日出勤だッつんで、やおら下山しようと思ったら…凄い雨風。
敬老イベントで老人怪我続出…中止じゃね?てかこれ、下山できないんじゃね?
と、そこに友人から連絡二本。
一本は町の住人→今日のイベント中止だってよーーー。
もう一本は山の住人→村から出る二本の道、総て封鎖だってよーーー。
ソウデスカ。じゃあ、もうちっとゆっくり寝て…封鎖…エーーーーーッ!!
土砂崩れの為、山村完全封鎖。
初の孤立集落入りに、一家騒然…と、急に鼻息荒くなり始めるムスコと私(似たもの同士)。
冷静な旦那さんといつもと変わらぬポンポコリンのムスメ(似たもの同士)を他所に、二人でハアハア言いながら食料庫を物色。
ママッ!!お茶漬けの素があるでアリマスッ☆
カレーもあるぞッ!!ゴーヤとランチョンミートでチャンプルーだッ!米はあるッ!!山は備蓄が多いばい、ハハハハッ!!
肩をくみくみ、ワキワキする二人に注がれる、もう二人の冷静沈着な眼。
ひとまず緊急時はパスタ。
やおら鍋に水を汲もうとしたその時、問題発生。蛇口の水が土砂の影響でマッチャイロ…
山の水は沢から引いてる為、枯れる事は無いという自信が、水の備蓄ゼロという事態を引き起こす。水…大事ですねえ…しみじみ…。
パスタも米もダメじゃんかッ!
ワーワー言ってる二人に旦那さんの冷静な声。
「山荘いこか」
隣の山荘には電話をくれたメガネと、前の晩から大阪から来て本日お帰り予定の山荘シェフの友達と、当のシェフがたまたま村に取り残されていた。山荘の主人は八尾町の入り口で通行止めにあって入山できない。
水はタンクに引いてあったので、厨房を借りてパスタを茹でる。
水、大事ですねぇ。ありがてぇ。
外は大雨暴風でも孤立集落でも、お腹いっぱいになれば大丈夫。
ママーのミートソースは、災害時にその旨さの本領を発揮する。ママーッ!
メガネに珈琲入れて貰って天候回復と道路復旧を待つ。
何故かここでもワキワキしていた山荘シェフとその友達と一緒に、子供らはオカシ食べ食べカードゲーム。
緊急時にこそ、人と人とが寄り添うあったかさを知る
と、そこに村の兄さんが「片方はもうダメだ、もう一本はあちこち崩れてるけど、四駆なら行けるぞ」
あちこち崩れてるけどって…
ワキワキしたシェフが用意してくれた万が一の非常食茹でトウモロコシとスコップを積んで、車二台で下山。途中、太い木が根こそぎ倒れてたり、湧き水の出てる崖が道路側にドサッと崩れてる所を何度かタイヤでふみふみ、無事下山。
下りるともう、台風一過の穏やかな空。
水とママー・パスタソースと人肌のあったかさの大切さを知った、一時孤立集落でした。
大分涼しくなったし。畑のビーツは完熟だし。
そろそろはじめますか。
というわけで週末、今年初めてのボルシチ試作。
今年のビーツは暑い夏の気温からか、生育が極めて早く、独特の土臭さが殆ど無いフレッシュな味。
茹でてサラダにするにはもってこいなのだが、ビーツの深い味わいが調味の決め手となるボルシチでは果たしてどうなるのか。
---------------
ロシアの味噌汁、ボルシチはおかーちゃんの味。従って各家庭や地方に依って入る具材も色味も様々。
基本的にはビーツは入れるのだが、ダシとなる肉も牛肉から豚、トリ、ハム、お財布事情によっては肉なしもオーライなボルシチ。果てはビーツ無しの白いスープもボルシチ。何て自由なの…
ロシアには数回いったものの一度もボルシチを食べた覚えのない私が頼るのは、ロシア人(じゃねぇ)の旦那さんの舌の記憶と、ロシア人のオバチャンの正統派ボルシチレシピ。言う通り作れば成功する、が料理ベタの基本だ。ハラショー。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
先ずはスープストックから。コレで味の半分位は決まってしまう為、是非出汁の良く出る赤身のブロック肉が欲しい所。いつもは牛すね肉を調達するのだが、急に思い立った為に肉屋で品切れであった。今回はもひとつ気軽な牛ももブロックとカレーシチュー用の牛肉、合計600g。大きい鍋に肉をほおり込んで、七分目くらいまでの水とローリエ二枚入れて、茹でる。
灰汁が大量に出るので丁寧にすくって肉が柔らかくなる迄コトコト煮ること、牛すねの場合一時間半。
今回の牛ももは、お気楽一時間弱だ。肉は取り出して冷めたら、じぇじぇじぇッと叫ぶほどパッサパサ。いーの、そんで。ドイツやロシアの北限の食堂で供される「栄養状態の悪そうな牛さん」感が、ポイント(貧しさがご馳走)。
次に具を用意。
生ビーツは大きいもんを一個、ジャガイモ3、人参1を1センチ幅のスティック状にカット。肉も同じように切っとく。玉葱1個は粗みじん切りにし、キャベツ1/4玉は一センチ幅に。トマトは皮むきして粗みじん切り。荒目がポイント、ロシア風にペティーナイフでチョップチョップ、で行く。
フライパンにバターをガツンと入れて(大さじ2位)、潰したニンニク1と玉葱を炒める。そこにビーツ・イモ・人参投入。バターで炒まったビーツのいい香りがポイント、やっぱ生ビーツ無くしてボルシチはできぬ。
ビーツの色が人参を真っ赤に染める。ジュースタップリのいい熟成生ビーツなら、もっと紅くなるが、矢張り今年のビーツは若い感がある。ダイジョブカーーーー。いい色と香りになったら、トマト投入。水分が飛ぶまで炒めて…
スープストックにキャベツと一緒に全部ぶち込む。
鍋とフライパンだけで作る豪快さ。イーーーーーネッ☆
こっから約1時間、コトコト煮込む。
ところで旦那さんが在ロ中に地元のおかーちゃんに一度、ボルシチの味のヒ・ミ・ツを聞いたそうだ。
オバチャンはコッソリと、だが然し、したり顔でこう教えてくれたそうだ。
「ヒミツは、マ・ギ・イ・ブ・イ・ヨ・ン☆」
それって…(爆)。是か非なら、是だ。昔、天国の名がついた料理番組で必ず登場したのが旨味調味料だ。
コッソリ秘密を明かしてくれたオバチャンへのオマージュも込めて、我が家のボルシチはどんなにイイ肉でスープストックをとっても、マギーブイヨンは入れる事にしている。野菜と一緒に一粒ポイっとな。
で、一時間後。
いい香り!ビーツの赤が効いてますねぇ。
既に肉と色んな野菜から出るスープが、味醂的な「味を丸く繋ぐ」作用を持つビーツの甘みでほぼ完成している為、味付けは塩コショーのみ。出来れば塩は岩塩が好ましい。味が決まったら、仕上げにバターを一切れポン、で完成。
2013年度版ボルシチ完成、どうでしょう?
浅野屋さんのライ麦パンと一緒に。ボルシチとライ麦パンは親友です。
テーブルでディルを千切ったのんと、スメタナ。これ大事。
スメタナはロシアのヨーグルトみたいなもんで何かにつけ調味に使われるが、ウチでは水切りしたヨーグルト(ブルガリア…が一番いいみたい)1パック分に生クリーム100〜150ccを混ぜたもんをスメタナとしている。
そのままジャムのせて食べてもパンに塗っても美味。
今年のビーツは矢張りジュースに乏しい感は否めず、少し色味にパンチが欠けるような気がしたが、今回使用した牛もも肉のお陰で、脂っこくなく味の濃いボルシチに、いいじゃん、牛もも。安いし。
旦那さんも子供様達も大満足、小鍋に移して山荘レストランにお裾分けしてシェフを始めお山のお仲間にも試食して頂けた。評価は上々、ヨカタネーーー☆ヒミツはマギーブイヨン☆
因みにボルシチは、作ってすぐ食べちゃいけません。
コレが翌日。
わかりますか。
翌日以降のボルシチは色がルビーに輝くのデスよ!キレイネーーーー☆
いいビーツで作るほど、翌日のスープの色は紅く透明になります。不思議ーーーー。
しかも味が数段落ち着いて丸くなって、深みが出る。寝かせましょう。
畑の血液(怖い)、ビーツで作ったボルシチは、ロシアの紅。ボルシチはロシアの血なんだね。
この紅に魅せられて頑張って畑で汗水垂らした旦那さん、ナットクの一皿でした。
そろそろはじめますか。
というわけで週末、今年初めてのボルシチ試作。
今年のビーツは暑い夏の気温からか、生育が極めて早く、独特の土臭さが殆ど無いフレッシュな味。
茹でてサラダにするにはもってこいなのだが、ビーツの深い味わいが調味の決め手となるボルシチでは果たしてどうなるのか。
---------------
ロシアの味噌汁、ボルシチはおかーちゃんの味。従って各家庭や地方に依って入る具材も色味も様々。
基本的にはビーツは入れるのだが、ダシとなる肉も牛肉から豚、トリ、ハム、お財布事情によっては肉なしもオーライなボルシチ。果てはビーツ無しの白いスープもボルシチ。何て自由なの…
ロシアには数回いったものの一度もボルシチを食べた覚えのない私が頼るのは、ロシア人(じゃねぇ)の旦那さんの舌の記憶と、ロシア人のオバチャンの正統派ボルシチレシピ。言う通り作れば成功する、が料理ベタの基本だ。ハラショー。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
先ずはスープストックから。コレで味の半分位は決まってしまう為、是非出汁の良く出る赤身のブロック肉が欲しい所。いつもは牛すね肉を調達するのだが、急に思い立った為に肉屋で品切れであった。今回はもひとつ気軽な牛ももブロックとカレーシチュー用の牛肉、合計600g。大きい鍋に肉をほおり込んで、七分目くらいまでの水とローリエ二枚入れて、茹でる。
灰汁が大量に出るので丁寧にすくって肉が柔らかくなる迄コトコト煮ること、牛すねの場合一時間半。
今回の牛ももは、お気楽一時間弱だ。肉は取り出して冷めたら、じぇじぇじぇッと叫ぶほどパッサパサ。いーの、そんで。ドイツやロシアの北限の食堂で供される「栄養状態の悪そうな牛さん」感が、ポイント(貧しさがご馳走)。
次に具を用意。
生ビーツは大きいもんを一個、ジャガイモ3、人参1を1センチ幅のスティック状にカット。肉も同じように切っとく。玉葱1個は粗みじん切りにし、キャベツ1/4玉は一センチ幅に。トマトは皮むきして粗みじん切り。荒目がポイント、ロシア風にペティーナイフでチョップチョップ、で行く。
フライパンにバターをガツンと入れて(大さじ2位)、潰したニンニク1と玉葱を炒める。そこにビーツ・イモ・人参投入。バターで炒まったビーツのいい香りがポイント、やっぱ生ビーツ無くしてボルシチはできぬ。
ビーツの色が人参を真っ赤に染める。ジュースタップリのいい熟成生ビーツなら、もっと紅くなるが、矢張り今年のビーツは若い感がある。ダイジョブカーーーー。いい色と香りになったら、トマト投入。水分が飛ぶまで炒めて…
スープストックにキャベツと一緒に全部ぶち込む。
鍋とフライパンだけで作る豪快さ。イーーーーーネッ☆
こっから約1時間、コトコト煮込む。
ところで旦那さんが在ロ中に地元のおかーちゃんに一度、ボルシチの味のヒ・ミ・ツを聞いたそうだ。
オバチャンはコッソリと、だが然し、したり顔でこう教えてくれたそうだ。
「ヒミツは、マ・ギ・イ・ブ・イ・ヨ・ン☆」
それって…(爆)。是か非なら、是だ。昔、天国の名がついた料理番組で必ず登場したのが旨味調味料だ。
コッソリ秘密を明かしてくれたオバチャンへのオマージュも込めて、我が家のボルシチはどんなにイイ肉でスープストックをとっても、マギーブイヨンは入れる事にしている。野菜と一緒に一粒ポイっとな。
で、一時間後。
いい香り!ビーツの赤が効いてますねぇ。
既に肉と色んな野菜から出るスープが、味醂的な「味を丸く繋ぐ」作用を持つビーツの甘みでほぼ完成している為、味付けは塩コショーのみ。出来れば塩は岩塩が好ましい。味が決まったら、仕上げにバターを一切れポン、で完成。
2013年度版ボルシチ完成、どうでしょう?
浅野屋さんのライ麦パンと一緒に。ボルシチとライ麦パンは親友です。
テーブルでディルを千切ったのんと、スメタナ。これ大事。
スメタナはロシアのヨーグルトみたいなもんで何かにつけ調味に使われるが、ウチでは水切りしたヨーグルト(ブルガリア…が一番いいみたい)1パック分に生クリーム100〜150ccを混ぜたもんをスメタナとしている。
そのままジャムのせて食べてもパンに塗っても美味。
今年のビーツは矢張りジュースに乏しい感は否めず、少し色味にパンチが欠けるような気がしたが、今回使用した牛もも肉のお陰で、脂っこくなく味の濃いボルシチに、いいじゃん、牛もも。安いし。
旦那さんも子供様達も大満足、小鍋に移して山荘レストランにお裾分けしてシェフを始めお山のお仲間にも試食して頂けた。評価は上々、ヨカタネーーー☆ヒミツはマギーブイヨン☆
因みにボルシチは、作ってすぐ食べちゃいけません。
コレが翌日。
わかりますか。
翌日以降のボルシチは色がルビーに輝くのデスよ!キレイネーーーー☆
いいビーツで作るほど、翌日のスープの色は紅く透明になります。不思議ーーーー。
しかも味が数段落ち着いて丸くなって、深みが出る。寝かせましょう。
畑の血液(怖い)、ビーツで作ったボルシチは、ロシアの紅。ボルシチはロシアの血なんだね。
この紅に魅せられて頑張って畑で汗水垂らした旦那さん、ナットクの一皿でした。
暑さ寒さも彼岸までと申しやすが。
本当にここんとこ過ごし易くなりやしたね、皆様いかがお過ごしでしょうか。
特に山はめっきり秋風情、オロロもアブもここ一週間でめっきり弱っちゃってるし、そういや来週末から八尾風の盆ですよ。そりゃ秋だわ。
トマトもおわりだわね…
お嬢さん、どーしてトマトは一口しか喰えなくて、ちょっと目を離した隙にコソコソ泥やら石やらダンゴムシやらの試食は出来るデスか…おまへは何の動物だ。ウロンだ。イヤ…イヤイヤイヤーーーッ!!(最近ムスメお気に入りの新ボキャブラ「もう、イヤッ!」←絶対あたしのマネ)
そんなこんなの残暑徒然スタート。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
パク君(小肥りの上に反抗期)の夏休みもあと一週間。
畑の夏野菜達も、そろそろ潮時。
この時期に採れる野菜はどれも「もう…無理…」的に息切れが激しく、色も薄く種ばかり多い、ひん曲がったもんが採れる。今年は酷使したのう…おまへたち…。
今夏、鬼の様に食べ尽くした筈のシシトウ、最期の収穫か。
色が浅く、ひん曲がってる。もはやシシトウであることを諦め、ピーマンになっちゃった
前世帰り組み(シシピー)まで現れる始末…世話になったのう…安らかにお眠り。
コレが最期かと思うと少しセンチメンタル…ジャーニー…
普段はしないのに何と無く数数えてみた。したらば…
百八ツあった。ぼ…ぼんのーーーーーーーッッ!!
ネタじゃ無く本当に百八ツあったから、百五過ぎ辺りからもうドキドキ、百八ツで大爆笑デスヨッ!!
ちょっとひん曲がってんのもあったけど、勿体無いから全部刻んで今年最期の緑のモグモグ。
煩悩、刻ませて頂きやした。
辛かった。流石煩悩、大爆笑。
因みに以前レシピ紹介したこの緑のモグモグ。
パスタにしても非常に美味。
氷でギュッと冷やしたパスタにオリーブオイルまぶして、叩いた梅干し・刻んだシソを緑のモグモグと混ぜて簡単夏の冷製パスタ。コレは旨いに決まっておる。お試しあれ!
--------------
ビーツもソロソロ完熟かと。
今年は収穫高が期待できそうなので、新しいメニューにイロイロ挑戦中。
トルコの家庭料理、ビーツのヨーグルトサラダ。
茹でたビーツの半分を摩り下ろし、半分をダイス状にカット。
プレーンヨーグルトに摩り下ろしニンニク、塩、レモン少々、ディルの刻んだのを混ぜるだけ。
オイシカタヨーーー☆
こちらは翌朝。残りの茹でビーツでデトロイト風ビーツポタージュ。
バターで炒めたジャガイモ・タマネギと湯でビーツを、ヒタヒタのチキンブイヨンで柔らかくなる迄茹でて、冷めたらミキサーでポタージュ状にして温め直したもんに、本来はクリームチーズ入れるところをヨンハのダイエット対応として水切りヨーグルトをインした。超ベジタリア〜ンなホノ甘まろやかなポタージュには、矢張りディルは欠かせない。まいうーーーー。
然し乍ら…どうも子供様達には不評なのが口惜しい。
(栄養価も抜群なのに、やっぱこの色か?石喰えるんなら、何故コレがいかんのだッ!!)
ヨシ、来週は王道のボルシチでリベンジだ。
---------------
そんなわけで食欲の秋も近付くたんこブログ。
先日、某シェフに「いつもご夫婦揃って食べ物の話で盛り上がってて…☆」と言われたばかりですが。
夫婦揃ってオーバー気味なんで、炭水化物減らしてますが。
ムスコは夏休みの目標「毎日腹筋30回」クリア続行中の上、過去例に見ないほど体重MAX40kgの不思議(を超えて恐怖)ですが。
やっぱコレが…
最近下山時の定番。某餃子の◯王将で生餃子とキムチ買ってきたのを、旦那さんが焼く。
キムチ乗っけて一口に焼きたてを頬張って、クピッとビールが…どんだけ旨いんじゃいッ!!
家族三人+餃子一個でもう足りちゃう小動物(ウロン)一匹で、ペロッと六人前だ。
反抗期様、一言いただきます。
おまへはコレに白米大盛りお代わり付けるのが…(ムダだッつッてんだよぅッ!!)←心の大絶叫。
本当にここんとこ過ごし易くなりやしたね、皆様いかがお過ごしでしょうか。
特に山はめっきり秋風情、オロロもアブもここ一週間でめっきり弱っちゃってるし、そういや来週末から八尾風の盆ですよ。そりゃ秋だわ。
トマトもおわりだわね…
お嬢さん、どーしてトマトは一口しか喰えなくて、ちょっと目を離した隙にコソコソ泥やら石やらダンゴムシやらの試食は出来るデスか…おまへは何の動物だ。ウロンだ。イヤ…イヤイヤイヤーーーッ!!(最近ムスメお気に入りの新ボキャブラ「もう、イヤッ!」←絶対あたしのマネ)
そんなこんなの残暑徒然スタート。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
パク君(小肥りの上に反抗期)の夏休みもあと一週間。
畑の夏野菜達も、そろそろ潮時。
この時期に採れる野菜はどれも「もう…無理…」的に息切れが激しく、色も薄く種ばかり多い、ひん曲がったもんが採れる。今年は酷使したのう…おまへたち…。
今夏、鬼の様に食べ尽くした筈のシシトウ、最期の収穫か。
色が浅く、ひん曲がってる。もはやシシトウであることを諦め、ピーマンになっちゃった
前世帰り組み(シシピー)まで現れる始末…世話になったのう…安らかにお眠り。
コレが最期かと思うと少しセンチメンタル…ジャーニー…
普段はしないのに何と無く数数えてみた。したらば…
百八ツあった。ぼ…ぼんのーーーーーーーッッ!!
ネタじゃ無く本当に百八ツあったから、百五過ぎ辺りからもうドキドキ、百八ツで大爆笑デスヨッ!!
ちょっとひん曲がってんのもあったけど、勿体無いから全部刻んで今年最期の緑のモグモグ。
煩悩、刻ませて頂きやした。
辛かった。流石煩悩、大爆笑。
因みに以前レシピ紹介したこの緑のモグモグ。
パスタにしても非常に美味。
氷でギュッと冷やしたパスタにオリーブオイルまぶして、叩いた梅干し・刻んだシソを緑のモグモグと混ぜて簡単夏の冷製パスタ。コレは旨いに決まっておる。お試しあれ!
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ビーツもソロソロ完熟かと。
今年は収穫高が期待できそうなので、新しいメニューにイロイロ挑戦中。
トルコの家庭料理、ビーツのヨーグルトサラダ。
茹でたビーツの半分を摩り下ろし、半分をダイス状にカット。
プレーンヨーグルトに摩り下ろしニンニク、塩、レモン少々、ディルの刻んだのを混ぜるだけ。
オイシカタヨーーー☆
こちらは翌朝。残りの茹でビーツでデトロイト風ビーツポタージュ。
バターで炒めたジャガイモ・タマネギと湯でビーツを、ヒタヒタのチキンブイヨンで柔らかくなる迄茹でて、冷めたらミキサーでポタージュ状にして温め直したもんに、本来はクリームチーズ入れるところをヨンハのダイエット対応として水切りヨーグルトをインした。超ベジタリア〜ンなホノ甘まろやかなポタージュには、矢張りディルは欠かせない。まいうーーーー。
然し乍ら…どうも子供様達には不評なのが口惜しい。
(栄養価も抜群なのに、やっぱこの色か?石喰えるんなら、何故コレがいかんのだッ!!)
ヨシ、来週は王道のボルシチでリベンジだ。
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そんなわけで食欲の秋も近付くたんこブログ。
先日、某シェフに「いつもご夫婦揃って食べ物の話で盛り上がってて…☆」と言われたばかりですが。
夫婦揃ってオーバー気味なんで、炭水化物減らしてますが。
ムスコは夏休みの目標「毎日腹筋30回」クリア続行中の上、過去例に見ないほど体重MAX40kgの不思議(を超えて恐怖)ですが。
やっぱコレが…
最近下山時の定番。某餃子の◯王将で生餃子とキムチ買ってきたのを、旦那さんが焼く。
キムチ乗っけて一口に焼きたてを頬張って、クピッとビールが…どんだけ旨いんじゃいッ!!
家族三人+餃子一個でもう足りちゃう小動物(ウロン)一匹で、ペロッと六人前だ。
反抗期様、一言いただきます。
おまへはコレに白米大盛りお代わり付けるのが…(ムダだッつッてんだよぅッ!!)←心の大絶叫。